ちくま学芸文庫<br> ガウスの数論―わたしのガウス

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ちくま学芸文庫
ガウスの数論―わたしのガウス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 378p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480093660
  • NDC分類 412
  • Cコード C0141

出版社内容情報

青年ガウスは目覚めとともに正十七角形の作図法を思いついた。初等幾何に露頭した数論の一端! 創造の世界の不思議に迫る原典購読第2弾。

内容説明

19歳の青年ガウスは、寝床から起きようとしたそのとき、正17角形の作図法を思いついた。それはユークリッド以来の大発見だったが、彼はその先を見通していた。「これはいっそう広範なある理論の系題にすぎない」。初等幾何に露頭した広範な理論とは数論である。古来それが「秘法的な数」のコレクションであったのに対し、ガウスが目ざしたのは数と数の相互関係。無数にある数を同類でくくった合同式の世界を創造し、予感のなかに見え隠れする基本定理を生涯を賭けて捜し求めた。その歩みを数学的に忠実に再現しながら、創造の不思議に迫つた原典講読。「わたしのオイラー」に続く第2弾。

目次

1 回想のガウス(『アリトメチカ研究』;ガウスの数学日記より)
2 円周等分方程式とアーベル方程式(円周等分方程式とオイラーの公式;代数方程式論におけるガウスの二つのアイデア ほか)
3 平方剰余相互法則(平方剰余相互法則の第一証明の発見の日付;二次形式の考察のはじまり ほか)
4 ガウスの基本定理とルジャンドルの相互法則(ガウスの基本定理とルジャンドルの相互法則;ルジャンドル記号に関する補足事項 ほか)
5 4次剰余の理論(有理整数域における4次剰余相互法則;ガウス整数域における数論)

著者等紹介

高瀬正仁[タカセマサヒト]
1951年、群馬県生まれ。九州大学大学院数理学研究院准教授。専攻、多変数関数論・近代数学史。訳書に『オイラーの無限解析』『オイラーの解析幾何』『ルジャンドル数の理論』(以上、海鳴社)、『ガウス整数論』『アーベル/ガロア楕円関数論』(以上、朝倉書店)などがある。上記の古典数学書の翻訳などで2009年度日本数学会出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

515hikaru

1
久々に一気に本を読んでしまった. なかなか面白い.19世紀前半の数論の流れ, 特に Gauss の偉大さがよくわかる.数学の内容についてきちんと理解するまで読んでいないのだが, 十分に楽しめた.頑張れば数学の内容もきちんと理解できるように書いてあると思うが, 日本語でかかれているので, 数学を多少知っている人はかえって難しい(というか読みにくい)と思う.2015/06/21

ハンギ

0
ガウスの「整数論」はかなり有名ですけど、そこに出てくる合同式(mod法 ともいうんですか?)、平方剰余、4次剰余などの話に絞っていると思われる。アーベル、ルジャンドル、オイラーなどの他の数学者との関係も述べているが、ガウスはよくも悪くも隔絶した存在だったようだ。(僕はアーベルの才能を理解しなかったガウスはいやな感じがしますが。)4次剰余は複素数体への拡張をしなかったら、解決しなかったそうで、その先見の明はすごいらしい。群論への萌芽も。初心者にも読みやすく、重複した説明も親切。この本を読めて良かった。2013/04/02

kwmr_

0
数論はやはり難解。「数学は自然科学ではない」は当たり前の事かもしれないけれど、不覚納得。文学部数学科の方がしっくりくるよね。2011/06/09

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