内容説明
現代音楽の世界的な作曲家でありピアニストでもある高橋悠治。作曲・演奏を中心に様々な活動を半世紀にわたって続け、現代芸術の流れを常にリードしている。本書は単行本未収録作を中心に、山口昌男、浅田彰、武満徹など、作家、作曲家、研究者との対談を集めたオリジナル編集。音楽を起点としながら、文学・思想・教育について縦横無尽に語る。対談者の音楽論をしなやかに受け止めつつも凛とした姿勢を示し、誰に対しても鋭い指摘をしながら相手の本質を上手く引き出す。その演奏のような、研ぎ澄まされた言葉と、しなやかな姿勢が現れる一冊。
目次
作曲家「を語る」(山口昌男;村上陽一郎;権代敦彦)
作曲家「と語る」(ピエール・ブーレーズ;柴田南雄;三善晃;尹伊桑;ルイジ・ノーノ)
音楽をみわたして(丸谷才一;高史明;鎌田慧;武満徹;浅田彰;永沢哲)
著者等紹介
高橋悠治[タカハシユウジ]
1938年、東京都生まれ。作曲家、ピアニスト。桐朋学園短期大学作曲科を中退後、ベルリンに留学。ヤニス・クセナキスに師事し、欧米各地で演奏活動をする。帰国後も「水牛楽団」を結成するなど、現代音楽を中心に様々な分野で活躍
小沼純一[コヌマジュンイチ]
1959年、東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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