ちくま学芸文庫
数学のまなび方

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480091734
  • NDC分類 410.7
  • Cコード C0141

内容説明

日本を代表する数学者が自らの経験を踏まえ、数学をまなぶときのコツを紹介した本格志向の数学入門。「抽象化して考える」「具体化して考える」「理論の構造に注目する」といった方法の基礎を、群論や非ユークリッド幾何学など現代数学のメインコースを素材に、具体的かつ丁寧に語ってゆく。いまや今日の数学は自然科学のあらゆる領域と密接なつながりを持ち、応用抜きには語れない。しかしただ手段として“役に立つ”だけで終わってよいのか―。

目次

数学の本は鉛筆と紙をもって読むことのおすすめ
証明を味わうことのおすすめ
具体的なものを抽象化して考えることのおすすめ
抽象的なものを具体化して考えることのおすすめ
理論体系を1つの一貫したものとして眺めてみることのおすすめ
1歩1歩、まなんでゆくことのおすすめ
疑問をおこすことのおすすめ
疑問を追究することのおすすめ
問題を整理することのおすすめ
理論の構造に注目することのおすすめ
根本から考えることのおすすめ
自分で考えることのおすすめ

著者等紹介

彌永昌吉[イヤナガショウキチ]
1906‐2006年。東京生まれ。1929年東京帝国大学理学部数学科卒業。東京大学教授を経て同大学名誉教授。学習院大学教授。日本学士院会員。満100歳で論文を発表するなど、最晩年にいたるまで現役数学者として活躍した。小平邦彦、岩澤健吉、佐藤幹夫ら著名な数学者を輩出した教育者としても知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takao

1
現代数学 まず、高木の代数学講義 だ、解析概論、一松の解析学序説 だ は現代数学的な表現 現代数学の基礎 けだ 代数系、位相、測度の概念。 代数は Birkhoff-MacLane A Survey of Modern Algebra。代数系:ブルバキ、一松の代数系入門 だ、 位相:亀谷の集合と位相、竹之内のトポロジー、ブルバキのtopologie generaleの初版(単純なフランス語) 測度:高木の解析概論の最後の章もあるが、伊藤清三のルベーグ積分入門 だ 2019/05/02

ゆで卵

1
最近こういう本ってあんまり出てない気がする(自分だけ?)。教科書スタイルのとかコラムみたいなのはたくさんあるけど、学び方について書いてある本は少ないような2010/11/29

やすな

0
数学のまなび方という本なのだが、内容的にはなかなか難しい。幾何学や群論を題材に、想定されうる架空の読者との対話形式で本書は展開されている。私自身まだ理解が及んでいない箇所があるので時間をおいて再び読み返したい。2015/11/22

おしるこ

0
群論が出てきたあたりで読むのやめた2013/05/19

2n2n

0
ユークリッド『原論』について、その内容は論理にも欠陥があり技術的には不完全かもしれないが、重要なのは「幾何学を論理的な理論体系として展開」し「具体的なものを抽象的に扱うことに成功している」ことであるという主張には、なるほどそういう見方もあるのかと思ったり。2013/02/25

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