内容説明
相対性理論と量子力学を量子電気力学的に統合した数式「ダイソン方程式」を24歳で発表し、その後物質の安定性、相転移、重力理論等純粋物理研究の他、地球外知的文明、原子炉設計、核軍縮問題等広汎な分野で研究を続けている知性の巨人による自伝。科学のみならず、哲学、芸術、宗教等への深い造詣に裏打ちされた言葉は、科学・技術のあり方、ヒトという種の未来について叡智に満ち溢れている。宇宙論的視野に立ち、遠大な未来展望を与えてくれる本書は、基礎的な科学教養書の名著として名高い。上巻は、生い立ちからファインマン、オッペンハイマー等一流の科学者たちとの交流などのエピソードを収録。
目次
1 イギリス(魔法の都;ファウストの救い;少年十字軍;ある詩人の血)
2 アメリカ(科学の徒弟;アルバカーキへのドライブ;F6峰登頂;前奏曲変ホ短調;小さな赤い校舎;一九七〇年までに土星へ;清教徒、モルモン教徒、宇宙教徒;平和への調停)
著者等紹介
ダイソン,F[ダイソン,F][Dyson,Freeman John]
1923年イギリス、クロウソーン生まれ。ケンブリッジ大学、コーネル大学大学院卒業。プリンストン高級研究所名誉教授。理論物理学者、宇宙物理学者。1957年アメリカ合衆国に帰化。アメリカ合衆国兵器研究所、国防省、航空宇宙局、軍備管理軍縮局の嘱託を務めた
鎮目恭夫[シズメヤスオ]
1925年東京生まれ。東京帝国大学物理学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まーくん
roughfractus02
山像
sanewo
みやったー