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ちくま学芸文庫
不思議の国の論理学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 250p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480089236
  • NDC分類 410.79
  • Cコード C0141

内容説明

パラドクス、謎なぞ、ダブレット、アナグラム、アクロスティック、タングラム、記憶術、初等幾何、暗号法、オリガミ、論理ゲーム…『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』のほか、『もつれっ話』『枕頭問題集』などの作品から精選した頭の体操のかずかず。数学者・論理学者のドジソン先生=キャロルが、パズル好きのすべての人々のために編み出した、数学と言葉あそびにまたがる楽問・難問・奇問集。

目次

論理のパラドクス
不思議の国からの謎なぞ
問題集=魔法の論理
キャロルのキャロル
論理ゲーム
ユークリッドと現代の対抗者たち

著者等紹介

キャロル,ルイス[キャロル,ルイス][Carroll,Lewis]
1832‐1898年。本名Charles Lutwidge Dodgson。イギリスの童話作家・数学者。オックスフォード大学卒業後、翌年同年大学数学講師。ファンタジーの傑作『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』のほか、数学的センスと言葉あそびにあふれた『もつれっ話』『枕頭問題集』などがあり、パズル・ファンをも魅了している

柳瀬尚紀[ヤナセナオキ]
1943年生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zirou1984

36
子供向け童謡作家というのは世を忍ぶ仮の姿。天才数学教師、チャールズ・ドジソンは行列や記号論理学の本も著作しており、他にも自作の言葉パズルを連載したり折り紙の名手だったりと多彩な才能を持っていたのだ。本書はそんなドジソンの出版した論理パズルや謎かけ本の幾つかをまとめて一つにしたもの。柳瀬尚紀氏が訳しているだけあって、英語用に創作された言葉遊びを日本語に応用する方法も記載されており二重に言葉遊びを楽しめる仕掛けになっている。韻文で謎かけを出し、答も韻文で作られている「不思議の国からの謎なぞ」には感嘆させれた。2014/10/07

roughfractus02

6
散らばっているデータをまとめると情報になる。情報は意味に紐付けした諸々のデータの束である。が、人はこの紐付け方を口を通して一語一語直線的に並べて物語パターンに固定する。だから、意味の権威に従属してしまったデータを救うには、意味自身に食い違いを作ってやり(パラドクス)、別の意味を含ませたり(なぞなぞ)、音や記号にバラしてから組み替えたり(アナグラム、暗号、記憶術)、つまり遊んでみることだ。遊び方は論理に沿って行おう。すると、宇宙を相手にしたユークリッドにも遊びを仕掛けられるだろう。ただし、彼はだいぶ手強い。2020/10/14

シンドバッド

5
柳瀬尚紀の遊び心に、尽きる。2014/04/09

ヒダン

1
柳瀬尚紀さんの翻訳に期待して読んでみた。かなり努力して訳しているとは思ったけどそれでもまだまだ分かりにくい。答えが解説されてないのが残念。2012/12/11

MsFuji

1
イミフ2011/05/23

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