出版社内容情報
徳川家康の英国人側近、三浦按針となったウィリアム・アダムス。その波乱に満ちた生涯から、大航海時代の欧州勢力図と禁教・鎖国間際の江戸時代日本を活写する。
内容説明
徳川家康の外交顧問、三浦按針とは何者か。関ヶ原合戦の半年前、英国人ウィリアム・アダムスが日本に辿り着いた背景には、大航海時代の激動する欧州事情があった。彼が見た戦国時代末期の日本では、カトリックのイエズス会がキリスト教の信仰を広げ、英蘭の東インド会社が貿易の機会をうかがうなど、スペイン、ポルトガル、イギリス、オランダ各国の思惑が交錯していた。家康の側近としてその渦中にあったアダムスは何をなしたのか。二代将軍・秀忠のもとで禁教と鎖国が進むなか、どんな晩年を送ったか。アダムスの生涯から世界史の中の日本史をとらえ直す。
目次
第1章 十六世紀イギリスのアダムス
第2章 リーフデ号の悲惨な旅とアダムス
第3章 イエズス会士とアダムス
第4章 オランダ東インド会社とアダムス
第5章 イギリス東インド会社とアダムス
第6章 江戸の国際摩擦とアダムス
あとがき アダムスに出会う旅路
著者等紹介
クレインス,フレデリック[クレインス,フレデリック] [Cryns,Frederik]
1970年、ベルギー生まれ。2003年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は日欧交渉史。現在、国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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