ちくま新書<br> 「身体を売る彼女たち」の事情―自立と依存の性風俗

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ちくま新書
「身体を売る彼女たち」の事情―自立と依存の性風俗

  • 坂爪 真吾【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 筑摩書房(2018/10発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480071811
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0236

出版社内容情報

なぜ彼女たちは働くのか? そこまでお金が必要なのか? 一度入ると抜け出しにくいグレーな業界の生の声を集め、その構造を明かす!なぜ彼女たちはデリヘルやJKリフレで働くのか? そこまでお金が必要なのか? 一度入ると抜け出しにくいグレーな業界の生の声を集め、構造を解き明かす! 

坂爪 真吾[サカツメ シンゴ]
著・文・その他

内容説明

なぜ彼女たちは、JKリフレやデリヘルで働くのだろうか?風俗で働く女性のための生活・法律相談窓口「風テラス」に寄せられる彼女たちの悩みは背景には、若者の貧困、DVや虐待などの家庭問題、ワーキングプア、見えづらい障害や病気など、複雑な社会課題が絡み合っている。そうした課題を解決するために彼女たちが選んだJKリフレやデリヘルの世界には、一度足を踏み入れると抜け出しにくい構造がある。自助と公助の狭間に落ち込んでしまった彼女たちが集う「いびつな共助」としての性風俗の世界を描き出し、自己責任論と感情論に満ちた社会に風穴をあける一冊。

目次

第1章 「JKリフレ」という駆け引きの世界(「いくらで」「どこまで」やるかは、私が決める;「少女」と「大人」の狭間にある金脈 ほか)
第2章 「風俗嬢」はこうして生まれる(生活保護はデリヘルに勝てない?;家族から逃れるために ほか)
第3章 デリヘルの居心地がよい理由(彼女たちを守る「見えない」事務所;「助け合い」の果てに)
第4章 性風俗で働くことの本当の怖さ(共助の中で生みだされる落とし穴;自分も外の世界も透明になる;「すべて現金化できる」という魔力;消えない過去から逃げられない ほか)
第5章 ライ麦畑のサバイバル・ガイド

著者等紹介

坂爪真吾[サカツメシンゴ]
1981年新潟市生まれ。東京大学文学部卒。一般社団法人ホワイトハンズ代表理事。新しい「性の公共」を作る、という理念の下、重度身体障がい者に対する射精介助サービス、風俗店で働く女性の無料生活・法律相談事業「風テラス」など、社会的な切り口で現代の性問題の解決に取り組んでいる。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

59
単にお小遣い稼ぎや借金を返すために安易に風俗で働く女性だけでなく、このような事情で働いている女性達も結構いるのだという事を知れた。風俗好きな人がこれを読んだら、今までのように安易に楽しむ事が出来なくなるのではないか?もし風俗という働き口が無かったら、ここに登場した女性達はどうしていたのだろうか?2019/02/20

活字スキー

31
「性の公共」を掲げるNPOホワイトハンズの代表を務める坂爪さん。今回も非常に興味深く読んだ。その実態が外から見えづらく、イメージだけで語られやすい性風俗の世界。それは「悪い男が愚かな女性を食い物にする、許されざる反社会的行為」と単純に断じきれるものではないらしい。実態を知らずして「臭いものにフタ」では、何も解決されないどころか、そこに居場所ややりがいを見出だしている女性達に深刻な打撃を与える事にもなる。これはまぎれもなく「彼女の問題」ではなく、社会全体で向き合うべき問題だと感じた。 2019/04/07

skunk_c

31
法的に営業を行うことが認められているにもかかわらず、「いかがわしい」こととして社会から蔑まれる風俗業界と、そこに身を投じる女性達の事情をルポしながら、問題点を探る書で、著者の立場は女性達が風俗に身を投じることを肯定している訳ではないが、現実そこにある問題点に向き合い、「ライ麦畑」(すべてを現金化できる風俗界)のキャッチャーとして何ができるかを考えている。そこにあるのは「性産業=悪」とステレオタイプに括ることによって、かえって問題が解決できないという事実。もちろんそこを変えて解決できるほど単純ではないが。2018/12/26

きょちょ

24
Jkという言葉は最近知った。JKリフレという「仕事?」があるのはこの本で初めて知った。「メンがヘラってる」ってどういう意味か未だ分からない。世の中変わっていくものだ。性風俗で働くあるいは働かざるを得ないのは、今の社会福祉制度のせいだというのは果たしてそうだろうか?そもそも性風俗は「社会問題」なのだろうか?ただ、この業界を辞める時、あるいは辞めた後にトラブルを抱える事例は、なるほどと思った。20歳の女の子が「もう私は18歳じゃないから」という発言に、2歳しか違わないのにと思う私はただのおっさんなのだろう。★2018/11/29

うさうさ

24
自分を商品化し、価値を見定め積極的に稼ぐ若者やシングルマザー、精神疾患、身体を売る事情は様々でみんな一人で抱えている。生活保護よりデリヘルが良いと言い、もはや最後の砦が風俗になっている。こういう人たちは実在するのだけど、うまくイメージが出来ないままどんよりした気分で読了。2018/10/18

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