ちくま新書<br> 「気づく」とはどういうことか―こころと神経の科学

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ちくま新書
「気づく」とはどういうことか―こころと神経の科学

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480071309
  • NDC分類 141.2
  • Cコード C0211

出版社内容情報

「なんで気づかなかったの」など、何気なく使われるこの言葉を手掛かりにこころの不思議に迫っていく。注意力が足りない、集中できないとお悩みの方に効く一冊。

山鳥 重[ヤマドリ アツシ]
著・文・その他

内容説明

「なんで気づかなかったの?」「気づいたらやっていた」などなど、「気づく」という言葉は何気なく使われているが、実際にはどんな状況で使われているのだろうか?似た言葉に「意識する」があるが、これだと少し意味がずれる。その違いはなんだろうか?「気づく」というこころの働きを、それに関連する「意識」「注意」「記憶」などの働きとからめて整理することで、「こころ」の不思議に迫る。

目次

第1章 「こころ」という偶然なるもの
第2章 感情と心像、そして意志
第3章 少しだけ神経系の話
第4章 記憶
第5章 こころ・意識・注意
第6章 「わたし」にしか「わたし」に気づけない
第7章 こころは常に揺れている
第8章 知性と霊性

著者等紹介

山鳥重[ヤマドリアツシ]
1939年生まれ。神経心理学者。神戸大学大学院医学研究科修了。医学博士。東北大学医学系研究家教授、神戸学院大学人文学部教授を歴任し、2010年定年退職。専門は、失行症・失語症・失認症・健忘症などの高次脳機能障害(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐島楓

68
確かに、幸せな気分のときの世界が「バラ色」に見えたり、逆に落ち込んでいるときには暗く沈んで見えたりと、感情に経験が加味されて世界が認識されるということは実感としてあることである。自分を取り巻く世界をどう認識しているかという神経科学に搦めた方法論として、面白く読んだ。神経心理学という学問分野があることも初めて知ったし、難しい語り口ではないのも好感が持てた。2018/04/17

28
「気が付くが、気が利かない」私にとって、無視できないタイトルでした(笑)▼大人になるに連れて、人間なんて脳と神経の生理反応だけで生きていて、命や心なんて後付けの綺麗事じゃないの?とひねくれていた。しかし、人間の意識・感覚が常に変化し続けるのは、「秩序を維持しつつ、新しい秩序を生み出す力(byシューレディンガー)」があるから。それが命なのだという。難しい説明はなかなか飲み込めなかったけれど、この星の上で廻り続ける命という冒険を、少し肯定したくなった。ゆる~いイラストもあり。2018/09/12

13
ザックリ読みですが、これはなかなか良い本、心の働きやら記憶のあり方など自分が最近気になっている事柄が記載されています。文章も読みやすい、良い本です。後日じっくり読みの予定です。2019/09/22

Sobbit

10
「○○やだなぁ」と思う時の感情は、ある事象に対して自分がこれまで生きてきて得た解釈があり、それによって引き起こされると行動認知療法で学んだ(事象☞解釈☞反応)本書は、その解釈部分がいかにして成り立つかについての示唆があった。こころ(感情)はコア感情☞感情☞心像☞語心像☞思い、そして意志によって行動となるという流れである。これはまさしく前述の解釈の内訳といってもいいだろう。また、本書は西洋哲学によくある精神の分類である理性感性悟性といった分類を現代脳科学だとどう分類するかのアンサーになっていると思う。2021/05/09

れい

10
【中央図書館】理解できた部分と、そうでない部分があって、私の心の心象は読み終わったと同時にどこかにストックされてしまった(だといいが)。高次脳機能障害については、山鳥先生のものが分かりやすいので、再読したいと思う。2020/08/11

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