ちくま新書<br> 遺伝子の不都合な真実―すべての能力は遺伝である

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遺伝子の不都合な真実―すべての能力は遺伝である

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480066671
  • NDC分類 467
  • Cコード C0245

出版社内容情報

勉強ができるのは生まれつきなのか? IQ・人格・お金を稼ぐ力まで、「能力」の正体を徹底分析。行動遺伝学の最前線から、遺伝の隠された真実を明かす。

内容説明

勉強ができるのは生まれつきなのか?仕事に成功するための適性や才能は遺伝のせいなのか?IQ、性格、学歴やお金を稼ぐ力まで、人の能力の遺伝を徹底分析。だれもがうすうす感じていながら、ことさらには認めづらい不都合な真実を、行動遺伝学の最前線から明らかにする。親から子への能力の遺伝の正体を解きながら、教育と人間の多様性を考える。

目次

はじめに すべては遺伝子の影響を受けている
第1章 バート事件の不都合な真実―いかに「知能の遺伝」は拒絶されたか
第2章 教育の不都合な真実―あらゆる行動には遺伝の影響がある
第3章 遺伝子診断の不都合な真実―遺伝で判断される世界が訪れる
第4章 環境の不都合な真実―環境こそが私たちの自由を阻んでいる
第5章 社会と経済の不都合な真実―遺伝から「合理的思考」を考えなおす
第6章 遺伝子と教育の真実―いかに遺伝的才能を発見するか

著者等紹介

安藤寿康[アンドウジュコウ]
1958年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部教授。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学。特に認知能力とパーソナリティの発達に及ぼす遺伝と環境(主に教育環境)の影響に関して、双生児法による研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

21
「人間の能力や性格など、心のはたらきと行動のあらゆる側面が遺伝子の影響を受けている」という『事実』が、現代において正当化されている「自由競争と能力主義」にとって「不都合な真実」であるために、タブー視されたり、十分認知されてこなかった点を中心に論じている。だからどうしたらよいのか、という結論までは至っていないけれど、社会正義を考える上では必要な視点だと思う。2013/05/20

りょうみや

16
同著の新刊「日本人の9割が知らない遺伝の真実」を先に読んでたので被る内容がほとんどであった。タイトルの通り、能力や性格は遺伝の影響は大きいが全てではない。遺伝と環境は両輪であり、「環境の影響が遺伝の影響に被さる」「環境が遺伝の影響をあぶりだせている」という表現が分かりやすい。2017/04/21

高光浩二

15
遺伝子の情報が完全に分かったら、もっとシステマチックに人生やら職業やら寿命やらが決まっていくのだろう。全て分からない方が良いのか、全て分かって才能にそって努力することが良いのか…。2014/10/14

SGM

11
★★★★☆『言ってはいけない(橘玲著)』で紹介された行動遺伝学の本。遺伝について科学的考察のもとに書かれていて、非常に面白い。ある程度人間というのは遺伝的な要素によって生来的に規定されているようだ。明治維新後(福沢諭吉の学問のすすめがいい例)そういった面を避けてきたことは否めない。教育万能論には限界があることを認めることが必要。『ヒトはヒトが作り出したのではありません。ヒトは自然の産物であり、遺伝子の産物であり、社会も文化も、国家も制度も、遺伝子が生き残るための道具に過ぎないのです』(P177)2016/04/25

Tomomi Yazaki

10
行動遺伝学者である著者が語る、遺伝子の不都合な真実。人間の能力や性格、心の働きと行動は全て遺伝子の影響を受ける。これは紛れもない事実であり、自由・平等と相反するようだが、それが全てではない。様々な憶測や利害により歪められている遺伝子の本性もしかり。これは、今まで黙っていて、いつ世間に公表すべきか悩んでいた著者が、パンドラの箱を開けるが如く出版した本です。とらえ方はひと夫々ですが、これだけは言えます。行動遺伝学は包丁と同じで、素材さえあれば何でも切れるが一つ間違えると人を傷つけてしまう、中々難しい学問です。2019/07/09

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