出版社内容情報
岩魚を釣り、焚き火で調理し、月の下で眠る・・・。「素のままで山を登る」クライマーは極限で何を思うのか? 生きることを命がけで考えたスポーツ・ノンフィクション。
内容説明
日本海から上高地へ。200kmの山塊を、たった独りで縦断する。持参する食糧は米と調味料だけ。岩魚を釣り、山菜を採り、蛇やカエルを喰らう。焚き火で調理し、月の下で眠り、死を隣りに感じながら、山や溪谷を越えてゆく―。生きることを命がけで考えるクライマーは、極限で何を思うのか?その洞察に、読者は現代が失った直接性を発見するだろう。“私”の、“私”による、“私”のための悦びを取り戻す、回復の書。驚異の山岳ノンフィクション。
目次
第1章 登山からサバイバルへ(墜落;フェアの精神)
第2章 サバイバル実践―日本海から上高地へ(北アルプス単独縦断へ;衣食足りてロハスを知る!? ほか)
第3章 サバイバルの方法論(装備―そぎ落としてなお残るもの;食料―何を食べるかという戦略 ほか)
第4章 サバイバル思想(記憶の片輪;リスクと自由 ほか)
著者等紹介
服部文祥[ハットリブンショウ]
サバイバル登山家。1969年横浜市生まれ。94年に東京都立大学文学部フランス文学科とワンダーフォーゲル部を卒業。96年にカラコルム・K2(8611m)登頂。デビュー作『サバイバル登山家』(みすず書房)でスポーツ・ノンフィクションの新たな地平を拓き、脚光を浴びる。現在は、東京新聞出版局の月刊誌「岳人」編集員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Sakie
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