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ちくま新書
行列ができる店はどこが違うのか―飲食店の心理学

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  • サイズ 新書判/ページ数 182p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480063700
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0234

出版社内容情報

飲食店の流行る潰れるは、味では決まらない。重要なのは、無意識を操る心理テクニックと、「常識」の変化を鋭敏に見極める感覚なのだ。現場主義のビジネス戦略。

内容説明

味はたいしたことがなくても行列のできる店がある一方で、悪くない料理を出すのに潰れていく店がある。この違いはどこにあるのか?無意識で動く人間の行動と、それを上手く誘導するテクニック。狙うべき相手とそれにあわせた演出の方法。変わり続ける「常識」の中で、自分の強みと「弱み」を生かす戦略…。多くの飲食店を立て直してきた現場感覚に基づくビジネスの極意がここにある。

目次

第1章 行動の9割は無意識(無意識は商品に反映する;見えすぎる部分の怖さ ほか)
第2章 常識は時代の産物(すぐ、からくりがわかることはするな;常識を覆すのは簡単 ほか)
第3章 強みではなく弱みで勝負(井の中の蛙になれる場所;今ないことをバネにする ほか)
第4章 脚本+演出+役者(脚本は何のために書くのか;脚本の流れ ほか)
第5章 ビジネスと人生の設計(関わる人が成長する環境;暇な状況下が売れるか売れないかを決める ほか)

著者等紹介

大久保一彦[オオクボカズヒコ]
1965年神奈川県生まれ。法政大学を中退し、東京地方裁判所に勤務。その後、飲食店に転職。飲食店チェーン数社を転職した後、株式会社グリーンハウスフーズに入社し、「とんかつ新宿さぼてん」の多店舗化に成功。独立後は、数多くの不振飲食店を再生させた実績を持つ。フードコンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

10
何事にも前向きになれる心と、本能に訴えかける詳細な戦術が必要。2014/10/09

かやは

7
文化レベルが高いということは、一つのもので楽しめることの総数が多いということだろう。知れば知るほど知識は増えていく。質が良いということは、それだけ楽しめる要素が多いということ。底無しの酒はいくらでも酔わせてくれるということ。自分が何を求めて外食をするのかを考えるきっかけになった。私はガツガツくる店員さんよりは、さらりと交流してくれる店員さんがいるお店が好きだなあ。2020/04/28

ゆず

7
知り合いの飲食店が50年。数十年も行っているが、現在二代目。メディアに取り上げられる事もあり、本を読みながら繁盛する理由を考えると、店主の愛情なんですかね? 「脚本、演出、役者」面白かった。職場の講習会で、貴女たちは女優ですから演じて下さいって言われたわ。 2017/05/12

B.J.

6
●著者の長年の観察「貧乏人はタレを飲み、塩を食べ、裕福になって時間を食べる」。 ●どんな不振のチェーンでも売れている店はあり、売れていない原因は、現場のスタッフにある。全てではないが、潰れた店のスタッフは「売れないだろうな」という気持ちが深層にあり、それがいろいろな場面で無意識のうちに現れる。 ●うまくいっている人は、とりあえず行動する。売れない人は成功事例を求め、繁盛店はやってみて失敗事例に学ぶ。 ●「常識」と呼ばれていることに対して、「何で?」と疑ってみることが重要。・・・本文より 2020/02/18

ナユタ

4
飲食店だけではなく、一般の小売業でも参考になる話が多い。繁盛している店の店員のふりをする、というのが一番心に残った。すぐに使える技だと思う。2011/07/15

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