内容説明
ブログ、SNSなどの浸透にしたがって、これまでとまったく異なったコミュニケーションをしている人が増えている。インターネットを通じて知り合い、意気投合し、恋愛関係にいたる。こうした行動は現実の人間関係の希薄さの表れなのか。また、匿名メディアである電脳空間は危険な犯罪の温床なのか。ウェブを介した恋愛の実際やネット発の純愛ブームの背景を取材。同時に、新ツールがもたらした新時代の恋愛観の本質に迫るルポルタージュ。
目次
プロローグ 本当の恋を探して(本当の恋はどこにある?;恋愛の順序 ほか)
第1章 ウェブで出会うということ(パソ婚;AOLがウェブ恋愛を後押し ほか)
第2章 恋愛日記を綴る心理(日記サイトの林立;ブログ人口の急増 ほか)
第3章 生きにくさからの解放(キューレス・メディア;ウェブの共同性 ほか)
エピローグ ウェブのアドバンテージ(コミュニケーション手段の多様化;有害情報が少年犯罪を誘発? ほか)
著者等紹介
渋井哲也[シブイテツヤ]
1969年栃木県生まれ。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。元長野日報記者。主にインターネット事件、自殺問題、若者の生き方、サブカルチャー等を取材。新しいコミュニケーション手段(携帯電話やメール、ブログ等)の周辺で発生し、社会問題化している事件について、雑誌・週刊誌や新聞、テレビ等のメディアで活発に発言をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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