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ちくま新書
ネーミングの極意―日本語の魅力は音がつくる

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480061706
  • NDC分類 811.1
  • Cコード C0280

内容説明

一見考え抜かれた商品名なのに、消費者に覚えてもらえないものがある。その一方、自然発生的に生まれ、決して心地いいものではないのに、世代を超えて浸透してゆくことばがある。その違いは一体何か?ことばには意味だけではなく、意味のまわりを包み込む「表情」や「情緒」がある。私たちはことば聞くとき、そうした表情や情緒を、意味より速く受け取っているのだ。本書では、ことばの音を科学的かつ精緻に分析したうえで構築された「音相理論」を紹介しながら、語音の魅力を解き明かす。

目次

第1章 感じることば、消えてゆくことば(ことばは生きている;「ガングロ」は残り、「E電」は消えた ほか)
第2章 これで十分、音相理論入門(ことばの表情をどう伝えるか;音相理論ができるまで ほか)
第3章 ブランドの価値は音相が決める(名前が商品に命を入れる;優雅な有声音、明るい無声音 ほか)
第4章 音相は人の心をとらえるプリズム(越後湯沢で「雪国」の魔法を解く ほか)
第5章 「音相」達人への道(人気女子アナ五十人の「音相」能力を採点;気品ある話し方、受け方の極意 ほか)

著者等紹介

木通隆行[キドオシタカユキ]
NTT勤務時代、聴覚媒体の開発・広報に取り組むなか、意味と語音の表情との関係に着目、音相理論の研究に入る。1987年、NTTアド・ネーミング制作室長に就任。音相理論を発表。90年、「音相システム研究所」設立。94年音相分析ソフト開発。現在、Nifty‐serve、PC‐VAN、NTT DoCoMo、Infoweb、BIGLOBE等に「社名・商品名ネーミング音相診断」「姓名性格診断」等を提供
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

19
「音相理論」ということばの音からイメージを分析するシステムを紹介しているのだが、ちょっとピンとこなかった。少し主観的ではないかと感じてしまった文章もあった。発声される音だけがことばではなく、背景に文化があるからこそイメージもわく。そのあたりをもうちょっと追究していただきたかった。2014/04/11

まさゆき

1
自分で作ったネーミングの判定をしてもらうのは有料なのね。(そりゃそうか。)2010/03/08

てるてる

0
作者独自の音相理論により、ネーミングを「音」側から分析できるというある意味画期的な試みである。中身は作者がどのような仕事でネーミングの「音」の分析をしてきたかが書いてあり、それに興味がある人は読んでいいと思う。ただ、この理論を知りたい人はさわりだけで書いてので、お勧めしない。別の作者の著書「日本語の音相」のほうがいいかもしれない。 注意点としては、音素表の音声の表記が古いことだ。子音で「前舌音」というのは現在の音韻学では使わないのではないか!?2015/12/20

邪馬台国

0
行きすぎなところもあったけど、名前を見直すよいきっかけになった2010/11/15

RYU

0
日本語の魅力は音がつくる、との副題のとおり、音の組合せで印象が全く変わる。うしライスじゃなくて牛丼。使いこなしたい。2010/06/19

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