内容説明
二十一世紀を迎え、日本経済は本格的な動乱期に入った。グローバル・スタンダード、IT、コーポレート・ガバナンス、社内ベンチャー等、日本企業が対応すべき問題は山積している。パラダイムの変革が要求されるいま、経営史とイノベーションの視点から経営の諸問題に明快な答えを提示する。経営者・ビジネスマン・ベンチャーを目指す学生に必読の一冊。
目次
序章 経営学とは何だろうか―学問論
第1章 企業は誰のものか―企業統治論
第2章 「組織の時代」は終わったのか―組織論
第3章 人を動かす力は何か―リーダーシップ論
第4章 既存の秩序をどうやって壊すか―イノベーション論
第5章 分散化した豊かな社会へ―IT革命論
第6章 失敗した人間を励ますシステムを―ベンチャー論
第7章 「大衆」はもういない―消費論
第8章 若者や学生は今も昔もすばらしい―教育論
著者等紹介
米倉誠一郎[ヨネクラセイイチロウ]
1953年東京都生まれ。一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。現在、一橋大学イノベーション研究センター教授。専攻は経営史。資本主義のそして人間のもつダイナミズムを信じ、変革期にこそ勇気をもって行動することを提唱し続けている
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