感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katashin86
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1995年3月、ボスニア紛争真っ只中のころの本。 著者は商社マンとしてユーゴでビジネスをしていた人物であり、経済体制へ紙幅を割いている。その中で、企業活動が民族共和国レベルで完結し、他民族企業の製品がまったく売れないためにユーゴ連邦の統一市場が形成されなかったというのが印象的だった。そこまでお互いを受け入れられないなら、連邦崩壊は必然で、「ユーゴスラヴィア」なるものは20世紀にたまさか現れた幻だったのだろう。2016/08/12
