ちくまライブラリー<br> 自分を知るための哲学入門

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ちくまライブラリー
自分を知るための哲学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784480051479
  • NDC分類 100
  • Cコード C0310

内容説明

哲学はどういう視点から読めばわかるのか。哲学とは自分を深く知るための、他者とほんとうに関わるための、もっともすぐれた技術なのだ。哲学思想をきわめて親切に平易に、とても大胆に元気にとらえなおした斬新な入門書。

目次

第1章 哲学“平らげ”研究会
第2章 わたしの哲学入門
第3章 ギリシャ哲学の思考
第4章 近代哲学の道
第5章 近代哲学の新しい展開
終章 現代社会と哲学
読書案内

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

12
著者の「ニーチェ入門」を読み、非常に解り易かったので、本書にトライ。哲学とは飽く迄「自分を知り、生き方を豊かにする」ためのものだという著者の一貫した姿勢が窺える。ギリシャ哲学8(ソクラテス、プラトン、アリストテレス)から近代哲学(デカルト、スピノザ、カント、ヘーゲル~キルケゴール、ニーチェ、ハイデカー)までの思想の流れが、体系的に、簡潔に、図解も含め、解り易く解説され、現代思想(構造主義、ポスト構造主義等)までも言及されている。平易で興味深い解説書であり、哲学を愛する著者の思い以降コメヘ2012/07/02

しみそー

9
まず面白かったところから言えば、ギリシャにおけるピュシスからノモスへの流れが、近代哲学における主客の認識論から現象学・実存主義への流れと対応しているというとこだ。■一方、主体を恨み疑うものとして、またペシミスティックな相対主義に強く惹かれるものとして、こういう明るい希望を語る人生観に振り回され傷ついたものとして、こういう思想には最大級の警戒心を抱く。■認識論と現象学の交差するところに、意識の哲学はあると思う。→2022/06/09

Hisashi Tokunaga

0
大学闘争を契機に哲学入門?

ashigaru99

0
実生活にいかに哲学が関わりうるか(もしくは関わらないのか)という自らがずっと抱えていた問いに対し、「個人が持つロマンは現実と相容れない、しかしロマンは人の生きる糧でもある。ならばロマンが導いてしまう独我論をいかにして克服するか。そこでこそ哲学の技術が役立つのだ」と答えているのが良いと思った。わかりやすく読みやすいのも良い。2011/02/04

K_JUN

0
☆3 哲学入門としては、これ以上の本はない、と思えるわかりやすい本。中学生、高校生でも読みやすい文章。特に、高校生が悩みそうなテーマを軸に哲学をわかりやすく解説。これがすっと理解できるなら、それはもう、哲学の世界にどっぷり入れる。ただ、この本が理解できるなら、もうそれで十分とも言えるけど。

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