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内容説明
こんなコンピュータはいいが?言語を理解し気持ちを察して、あなたと軽やかに交歓する。考え迷い、類推して、あなたを幸せにしてくれる最もすてきな情報を提供する…。AI研究の立場から、ヒトの快・不快といった情動、言葉や知識獲得のメカニズムを見つめる著者が、科学に母性や感性を取り入れながら展開する、やわらかな思考の冒険。
目次
恋するコンピュータ
私を見ていて
ものごとを見つめるという技術
花の音を聴く
脳を刺激する言葉たち
存在を主張する音
音韻の魔法
言葉の奥にあるもの
青い風〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和菓子男子
2
人間にあって、コンピュータにないもの。この本を読んで僕は「こころ」への関心がさらに深まった。図書館の情報のコーナーに置いてあったので情報工学のことが主題かなと思ったけど、この本の主題は「こころ」。コンピュータについて考えることで人間の心への理解が深まるような素敵な本だった。人間として、お母さんとして、技術者として、理化学者として、黒川さんが様々な視点から色んなことを考えたハートフルなエッセイ集。2014/06/03
Takuya Fujiwara
0
頭の体操と思って読んでもいいのかもしれないけれど、主題に対して真面目に考えながら読むのをおすすめしたい。どのようにして実装できるか。ここから足りない部分はなにか。
makomakoyoumay
0
子育ての経験から人工知能についての思索を広げていくくだりが素敵。IT人としてもパパとしても新たな気づきがあった。言葉の選び方も丁寧で、娘が大きくなったらぜひ読ませたい2010/12/26