内容説明
人を小馬鹿にしたようなひょうたんの群、林立するステッキの数々、うず高く積まれた東京本や昭和初期のエロ・グロ・ナンセンス本―。フト気がつくと部屋の中が自分のガラクタコレクションで充満してしまっている。どうしてこんなことになったのか?探し集めたコレクションの数々をとくとご覧あれ。
目次
第1の抽斗(ステッキほど素敵で不敵なコレクションはない;ステッキとステッキ文芸コレクションで行こう!;青春のステッキ・漱石の「洋杖」そしてシブイ単なる杖あるいは杖 ほか)
第2の抽斗(僕の「東京本」耽溺事始め吾妻橋のたもとの古本屋さんで;清方の随筆集を手にする悦び;妙なモノの優雅な楽しみタバコカードとマスタード・ガス ほか)
第3の抽斗(僕の“影”狩り;富士―暗愚の風景論;「帽子」の空間論 ほか)
著者等紹介
坂崎重盛[サカザキシゲモリ]
1942年東京生まれ。千葉大学造園学科卒業。造園家を経て編集者に。その後、半隠居生活に突入。町歩きと古書店めぐりの日々を送る。かつての美しい江戸・東京の風景に魅せられた日本路地・横丁学会会長でもある。そして、ステッキ、ひょうたん、明治石版画のコレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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