内容説明
春は桜にはじまって、神楽囃子は夏祭、秋はそぞろに寂しくて、炬燵火恋しい冬となる…日本人は、季節のうつろいに心情を重ね合わせて言葉をつむいできた。色鮮やかな四季の変化、こまやかな人の情、折々の行事…失われつつある日本の「風流」を、小唄端唄、和歌俳句、芝居や物語の中の言葉から選び抜き、古今亭志ん朝が粋な調子に乗せて語る。風流ことば再発見の一冊。
目次
春は桜にはじまって(鐘は上野か浅草か;木の芽立ち;目には青葉)
夏の祭は走馬燈(いづれあやめかかきつばた;虎が雨 ほか)
秋はそぞろ寂しくて(壁に鳴き入る虫の声;名月や池をめぐりて ほか)
冬は二つの年の渡し舟(炬燵火恋し;水の流れと人の身は;歳末点描;正月人事風物往来)
待たれる春(節を分ける;梅は咲いたか桜はまだかいな;花木のかけ橋)
著者等紹介
古今亭志ん朝[ココンテイシンチョウ]
昭和13年、東京生まれ。32年父の古今亭志ん生に入門して朝太で前座。34年二ツ目。37年志ん朝を襲名して真打となる。落語以外に演劇人としてもその才能を発揮した。名実ともに当代随一の噺家であったが、平成13年10月1日、没
齋藤明[サイトウアキラ]
昭和6年埼玉県生まれ。作家、古典芸能評論家。早稲田大学国文学科卒。近世文学専攻。昭和29年からNHK(東京)でラジオ・テレビの台本執筆。この間出版社勤務。狂言師野村万蔵に、また北大路魯山人に師事。平成6年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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緋莢
roku7777
みかん
cocobymidinette