ちくま文庫<br> 三国志 きらめく群像

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ちくま文庫
三国志 きらめく群像

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  • サイズ 文庫判/ページ数 446p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480036032
  • NDC分類 222.043
  • Cコード C0122

内容説明

三国志の四大スター(曹操、孫権、劉備、諸葛亮)を始めとして彼らをめぐる勇士傑物、女性たちなど正史「三国志」の主要な登場人物を縦横に語り尽くす。「本読みの達人」による最良の「三国志」案内。

目次

正史『三国志』の話
1 混沌のはじまり
2 曹操をめぐる勇士傑物
3 北方の勇者たち
4 献帝とその周辺
5 荊州の人々
6 西方の暴れ者
7 孫権の家臣
8 劉備の配下
9 益州・漢中の人たち
10 女たち
11 四大スター

著者等紹介

高島俊男[タカシマトシオ]
1937年生まれ。東京大学大学院修了。専攻中国文学。大学教員を経て現在フリー。主な著書は「李白と杜甫」、「水滸伝の世界」、「水滸伝と日本人」(第5回大衆文学研究賞)、「本が好き、悪口言うのはもっと好き」(第11回講談社エッセイ賞)、「お言葉ですが…」、「水滸伝人物事典」「漱石の夏やすみ―房総紀行」「木屑録」「メルヘン誕生―向田邦子をさがして」
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

40
良書であり名著。横山光輝『三国志』を読んでいる最中の私には最高の副読本だった。まず『どこからでも読んでください』とあるのが嬉しい。文章も読み易く、当時の中国文化にも言及されていて理解を促す。歴史書の書き方の分類等、勉強になった。史実に忠実で、登場人物の短所がきちんと書かれているのがなんともヒューマンインタレスト。関羽が嫌われていたり、孔明は戦争にほとんど勝った事がなかったり。人物評は公平。何より面白い。やはりきちんとした学者の本っていい。オススメ。2012/01/20

安田

32
三国志の中では劉表が一番好きだ。本書ではしっかり擁護されているが、「『小説』三国志演義」のかませ犬ぶりのほうがはるかに人口に膾炙しているのでたちが悪い。あくまでも正統は曹操の魏にあり、蜀や呉はゲリラ政権みたいなもので、「演義」は、そんな劉備一党を英雄として美化しようという、エンタメ作家羅貫中の苦心の賜物だったのだろう。改めて群雄たちの姿を眺めてみると、実にひどい笑。でもこれが人間ですよね。就活がうまくいかず困っていた孔明が、弱小零細の劉備軍で妥協したのでは、という嫌にリアルな解釈に笑ってしまった。2018/07/01

ほうすう

12
再読。現代の日本でもなじみ深い『三国志』を正史にのっとって解説した本。しかし解説と言っても決して無味乾燥な淡々とした記述が続くわけではなく、むしろ真逆で話し言葉の軽妙洒脱な文章が続き、語り掛けられているような気分になる。物語である三国志演義とは一味異なる「正史」に沿った人物像をいきいきと描き出し、曹操の右腕として名高い夏侯惇は実は名将ではなかったのではないか。名軍師・諸葛亮は、周囲からは近寄りがたい恐怖の存在だったのではないか。といった演義とは異なる人物像が描き出されて実に面白い書物。2021/09/20

さとうしん

12
正史『三国志』よもやま話というか銘々伝。正史の基礎というか読み込み方もわかるような設計となっている。個別の議論については要審議の部分もあるだろうが、歴史エッセイとしては上等の部類か。2021/04/26

eihuji

11
演義由来の吉川版「三国志」を読んだ勢いで正史「三国志」を読む(と云っても解説書)。正史は「正統の歴史書」であり「正確な歴史書」ではない、とか、なぜ三国「史」ではなく「志」であるかの講義が冒頭から約50p。本書を手に取ろうかなんて人は、僕のように多少は演義にかぶれた人だろうから無意識の固定観念がある程度形成されていよう。まずそれをリセットする。その後、有名無名50名以上がわりと辛口で紹介されるがこれがマニアックで面白い。演義ではパッとしない人が偉人だったり、その逆もある。掉尾を飾るは諸葛亮、実物も魅力的だ。2018/09/17

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