ちくま文庫<br> 温泉旅行記

ちくま文庫
温泉旅行記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480035899
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

内容説明

自称・温泉王が太鼓判を押した名湯の数々。団体が押し寄せず、勘ちがいした懐石料理も出ず、源泉に近く、24時間入浴可能、ひっそり、のんびり湯にひたる…。人情味あふれる宿の人々との交流も楽しみの一つ。浴衣姿、手拭い片手に、下駄をカラコロ、近くを散歩するも良し。読めば温泉気分まちがいなし。ついガマンできず発作的に温泉へ行きたくなる。

目次

牧水『みなかみ紀行』でいろいろと考えた―川原湯(群馬)・沢渡(群馬)・草津(群馬)・小瀬(長野)
春眠の鯨は海に沈みおり―白浜(和歌山)・勝浦(和歌山)・太地(和歌山)・川湯(和歌山)
なぜブンジンは温泉にはまったか―奥湯河原(神奈川)・箱根塔之沢(神奈川)
湯の沢にざぶりざぶりと蛇いちご―玉川(秋田)・後生掛(秋田)・鶴の湯(秋田)
瞳忌や荒れるパドック上山―上山(山形)・碁点(山形)
台風に追われて北海道温泉旅―登別(北海道)・ニセコ薬師(北海道)・二股ラジウム(北海道)・八雲(北海道)
夏の温泉は川沿いに限るぞ―宝泉寺(大分)・壁湯(大分)・川底(大分)
こおろぎも湯上りで鳴く松江城―城崎(兵庫)・関金(鳥取)・松江(島根)
長いあとがき―岩下(山梨)・道後(愛媛)・古里(鹿児島)・指宿(鹿児島)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tosh

2
嵐山光三郎さんのエッセイでは、素人包丁記が 大好きだですがそれに劣らぬ傑作。 嵐山さんのエッセイは料理にしてもグルメにしても旅行記にしても読むと何故かやりたくなる。 温泉に旅行に行きたくなること請け合いです。 個人的に温泉も俳句川柳も大好きなのでとても楽しめた。ご両親と一緒の温泉旅行記での俳句合戦がとても素敵です。こんなにも日本中に飲み仲間がいるなんてうらやましい。お人柄ですね。2021/05/30

はしも

1
日本がまだまだ景気が良かった頃の温泉旅行記。高級旅館や寿司屋、タクシーなど、自分にはまだまだ縁の遠い世界だが、気風の良さと軽妙な語りに惹き込まれる2020/12/26

のげぞう

1
あちこちの温泉に行った話。温泉でノンビリしたくなるなあ2016/11/03

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