ちくま文庫
クレープを二度食えば - 自選短篇集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480035752
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MICK KICHI

62
大原まりこさんの「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」のコミカライズの入手が目的だったが、殊の外?自選だけに?面白い作品に溢れていた。表題はタイムスリップもので、時代的に「時かけ」を彷彿させるのでバックボーンの設定…渋谷系フリッパーズの音楽が書かれた当時の先端なのが妙に惹かれる。「あしたのために」作者の自伝だが、ローカルSFファンの孤独をしみじみ感じさせてくれる前半生に涙しながら、シュールなとりワールドに笑う快作。 「遊星から美少女X」80年代の典型的な端的には明菜ちゃんスタイル、萌えすら無い時代…嗚呼。2020/05/07

山像(漫画)

1
ヴァラエティ豊かな短編集。地味に「長門有希の100冊」に入っていたりする。 表題作は学年誌掲載ということもあるのか、かなり遊びの少ないガチガチの固い作品だと思いながら読んだが、やはり王道を行く力強さを感じてしまった。ムチャクチャ好みだ。 あとがきの「漫画でも復刊作品には当時の時代背景や作品の受容され方を書き留めた解説が付くべき」という主張もよく分かる。文庫だとタレントや役者の稚拙な感想文が付けられることも多いけどあれって誰が得するんだか。2012/07/24

お肉太郎

1
難解かと思ったらリアルなエロい話があったりシュールギャグがあったりただのシュールだったりグロだったり、よく言えば「一粒で何度もおいしい」だが、統一性がないとも言える。まぁ、短編だからなぁ。とり・みきさんの半生を語る「あしたのために」は、彼の過ごした時代の漫画、小説について知ることができ興味深かった。「クレープを二度食えば」は正統派SFといったもので面白かった。8年前からタイムスリップしてきた女の子「香椎こずえ」と偶然出会った「梶井真」のボーイミーツガールで使い古されている設定ではあるが綺麗にまとまっている2012/06/05

wakabon

1
表題作、良かったなあ。失礼ながら、ラスト以後のエロ展開を妄想してしまいました。(森山塔の絵で・・・)2010/05/22

みっく

1
自伝?の「あしたのために」が面白い。あの世代の人はテレビ番組の進化やSFの発展をリアルタイムで見ていたんだなあ2010/02/28

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