内容説明
身近かなことでも、つい忘れがちなゴミ。ゴミ置場に出してからのことは、なかなか想像がおよばない…。ときに市民社会の蔑視を浴びながらも、毎日、収集車に乗って働く作業員が真っ正面からゴミと向き合うことで感じた怒り、悲しみ、喜び…。日本のゴミ問題の実態を、現場作業員の視点から、生き生きと描き出す。
目次
不安な出発
大学出と呼ばれて
職場を知る
カラスマスク
結婚
転職願望
年末
希望の光
危険作業
S課長〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つかほ
2
ごみにまみれると、いろいろ考えが浮かぶ。人間の業や無力感など。 2018/10/04
明るい果物
1
面白かった… 最近はSDGsがすすめられているけど、大昔からこうやってゴミについて・大量生産と消費についてを繰り返し訴えてきた人がいて、言葉を変えながらも訴えが続いてきたということは、ここまでその問題はそのままになってきた表れだよなと思った。何の仕事をしているのか、を伝えるのを少し戸惑ってしまうような仕事をしている人が読むと刺さる言葉多い気がする…。仕事の誇りとはなんなのかを多く考える機会になった。仕事の部分はよく読み返したい。2022/04/16
たーくん
1
市の清掃職員のありのままの記録。 2008/07/27
のあ
0
ゴミを減らす努力をする。 一日に3トンものゴミを収集車に入れるって、とてつもない肉体労働。 すごい仕事。2014/05/06
RuiRui
0
3Rの中でも大事なのはやはりリデュース、量を減らすことだなとつくづく思う。2009/08/04