内容説明
情報化社会において、知識は水や空気と同様、生命活動にとって必要不可欠のものとなった。しかし、辞書・辞典類はありきたりの説明しかしていないことが多い。あらゆる人々が知識人となり、「思いちがい」をしたくても出来ない状況に取り囲まれている。本書は、「思いちがい」がいかに日常生活を豊かにしているか、その効用にも言及し、人々に「思いちがい」を促すべく策略されたものである。
目次
アネサンニョウボウ
ウマズメ
オカチメンコ
オテンバ
オバサン
オンナグセ
カマトト
カンサツヘキ
キセイチュウカン
キョゲンヘキ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蛇の婿
4
ひねくれているのではない。これは壮大な冗談なのだ。 …センスが好き!2011/03/28
魚京童!
3
人はその生涯において、一本の樹を植え、一軒の家を建て、ひとりの息子を育てなければならない。2013/12/12
ひづみ
3
1円で売ってたんで購入。こんな面白いものが広まらないのが不思議でしょうがない2011/11/24
ヨーム軍曹
3
別役先生はこれがきっかけ!2003/07/24
うお河岸
2
初めて手に取ったのはそれこそ分別の無い子供の頃、インターネットもサイトもブログもTwitterもSNSも無い時代だったが初読で「キロクヘキ」のくだりに深く感じ入る所あり、一生の座右の銘(他山の石)にしようと誓った。あまりにも予言的。あらためて今の世にこそ、この「キロクヘキ」の部分だけでもいいから広く知られるのを切に願う。