ちくま文庫<br> 大菩薩峠〈14〉

電子版価格
¥935
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ちくま文庫
大菩薩峠〈14〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 441p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480032348
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

お松は七兵衛の手引きで洲崎へ到った。登と対面、お君を偲ぶ駒井。それもつかのま、暴徒の襲撃を逃れ新造船で海上へ。同乗するお松、マドロス、茂太郎。それより先、高山相応寺へ移った竜之助は血の渇きに眠れぬ日々。一夜、お雪が代官にさらわれた、まもなく代官屋敷の暗闇に白刃が一閃、代官の首が飛ぶ。直後、街道を急ぐ二つの駕籠。はからずも竜之助は代官の妾と道行き、美濃の金山へ…「弁信の巻」「不破の関の巻(一~三十九)」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

19
大菩薩峠14巻。駒井がいよいよ新天地を目指して出港。執筆当時の世相を反映してか、明らかに作者の関心がユートピア建設(=満州国建設)に移りつつある。一方、竜之助は飛騨高山を揺るがす大事件を巻き起こす。狂人復活…!気付けばヒロインがお雪ちゃんとなり、兵馬・弁信・竜之助との四角関係が起こりそう。飛騨高山、名古屋、千葉などから、登場人物たちが再びぞろぞろと移動を開始。次はどこへ。歴史の話が増えて、特別面白い巻ではないが、大菩薩ゾーンに入ったためにするする読める。2021/09/04

きょちょ

12
「弁信の巻」、机龍之助久々の人斬り。しかしこれはお雪を救うためという明確な理由が・・・。けれどもお雪をそのままにして、代官の妾をさらって逃亡・・・あらら。そこへ弁信坊主がお雪に逢いにやってくる。前巻あたりから彼には超能力が備わる(笑)。お銀様の作った悪女塚は与作たちに壊されてしまう。お銀様は旅行に出ており未だそれを知らない。知ったらどうなるのか怖いなぁ。「不破の関の巻」も面白い。駒井たちの航海の目的は海外での植民。しかし女同士の人間関係で早くも駒井は悩む。こういったことは昔も今も変わらない。 ★★★★2016/07/05

ソングライン

10
飛騨高山で焼け出された竜之助とお雪、代官にかどわかされたお雪を助けるため振るった竜之助の剣が代官の首をとばします。一方洲崎では駒井の造った船が甲州から来たお松、登を乗せ石巻に向け出航します。高山で再会したお雪と坊主弁信はお銀様の滞在する関が原へ引き寄せられるように旅します。最後まで読むしかない大菩薩峠、次巻へ。2023/12/10

ジュール

7
駒井達を除き、道庵、米友、お銀様、お角さん、竜之介、弁信、そしてお雪ちゃん、皆、名古屋から関ヶ原のあたり。 関ヶ原の模擬合戦をやったり。お銀様が買った新しい土地で理想郷を作るのか?2019/11/28

Stevie G

1
長かった白骨、高山から漸く舞台が動きました。駒井チーム以外は全員が西へ、関が原へ・・・2012/12/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/694074
  • ご注意事項