内容説明
1977年の夏、エレキギター練習中に感電死した少年―山田かまち・17歳。彼の遺した一千枚近い鮮烈な絵と、青春の悩みに満たち数多くの詩から選りすぐって編む、青春へのメッセージ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaya
5
ほとばしる生への戸惑い、あがき、焦燥。一字一字が心臓に突き刺さり血が噴き出す。あぁ、紛れもなく自分は生きているという実感が湧く。2013/10/05
ruri
1
けして泣かせるために書かれたものではないが、17歳でなくなるまでに描かれた 一人の少年の心の叫びと、閉塞感のなかでもがきつづけているものをみていると涙がでてくる。山田かまちは天才だと思う。天才がつらいのは天才ゆえに共感者がいないことにある。悲しみの感じ方、喜びも、多数の凡人にぶつけたところで悲しみは深くなるだけなんだから。かまちの歳をとらないキラキラと輝く言葉たちが、これからも疲れた心に輝きをあたえてくれる。2015/12/15
澪
1
絵のことはよくわからないのだけれどこの人の色使いにはとても目を奪われる2014/05/20