ちくま文庫<br> フィリップ・K・ディック短篇集〈2〉ウォー・ゲーム

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ちくま文庫
フィリップ・K・ディック短篇集〈2〉ウォー・ゲーム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480026507
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

子供たちの玩具に隠された秘密を見つけだせ。地球輸入基準局はやっきになった他の星から送られてくる輸入玩具をチェックする。“ウォー・ゲーム”と名付けられたゲームに隠されている謎とは―?彼らは地球を守ることができるのか?―表題作他、本邦初訳を含む初期短篇9篇収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

134
これはディックの短編集の2冊目の本で表題作を含めて10の作品があります。これもほとんど外れがなく楽しめました。決着が楽しくて考えさせてくれます。私は長篇はいくつか読んでいるのですが、初めて読んだこれを含む短篇集の方がどうも私にあっている気がしました。2017/02/24

催涙雨

53
十編うち一編既読。この短編集を最後に再録されていない作品が八編ある。「自動砲」=初期作品のひとつ。タイトルの意味合いがオートターゲットだけではないことがわかる展開と、自動砲の守っているものに宿る不思議な寂寥感が素敵な作品。「偉大なる神」=昨年VR映画化されたのがひっそりと話題になっていた記憶がある。ローカライズされていないのかその後どういう評価を受けたのかはよくわからない。この短編集以外ではなかなか読むことのできない作品なので、原作の知名度が皆無なのだと思われる。核戦争後の世界で人間が戦前の知識をほとんど2019/11/28

ニミッツクラス

9
92年の税込660円の2刷。仁賀氏訳・編で、初版から一箇月で増刷だ。カバーに短編集2とあるが、この時点でちくま文庫のディック短編集は3冊目となる。どうやら2冊目の「宇宙の操り人形」は表題作の長編がメインで、併録の3短編はおまけらしい。先発85年のソノラマ同名本との重複は10編中3編で、「有名作家」を含む3編が初訳。また2編がSFMと講談社「恐怖の1ダース」経由の新訳だから仁賀祭りだ。「ジョンの世界」はまさに「人間狩り(=変種第二号)」の後日譚。クラークなら終章として合体させて中編にしただろう。★★★★☆☆2017/11/22

けいちゃっぷ

3
どの出版社から出るかわからないので油断ができんな。

Masayuki Nakanishi

2
(306ページ) とにかく大事なのは、子どもたちがこのシンドローム・ゲームを面白がって遊んでいることだ。まちがいなくこれは売れる。それが重要だ。もう二人の子供は持ち物を放棄するのがあたりまえだと思いこんでいる。2013/08/18

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