ちくま文庫<br> 紀貫之

ちくま文庫
紀貫之

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480023438
  • NDC分類 911.132
  • Cコード C0195

内容説明

紀貫之は、言うまでもなく「古今集」の重要な歌人であり、「土左日記」の著者としても知られ、なお「伊勢物語」の作者にも擬せられている人物である。しかし明治期に正岡子規が「下手な歌よみ」ときめつけた言葉が、いつも貫之につきまとい、その正当な評価をともすれば妨げかねなかった。けれども貫之は、今日でいう「フィンション」の作者として豊かな才能に恵まれた、面白味ある人物であった…。詩人の感覚と実証による「子規以来」の貫之像。

目次

1 なぜ、貫之か
2 人はいさ心も知らず
3 古今集的表現とは何か
4 袖ひぢてむすびし水の
5 道真と貫之をめぐる間奏的な一章
6 いまや牽くらむ望月の駒
7 恋歌を通してどんな貫之が見えてくるか
貫之略年譜
貫之和歌索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

笠井康平

1
正岡子規の「下手な歌詠みにて」評は明治という時代にそそのかされた発言だったと整理したうえで、紀貫之の手の込んだモダニズムを、私見に踏み込むことを恐れずに論証しようとした本。とてもいい。2014/01/11

zuckermen08

0
大岡信は才能の塊。2016/06/21

はちめ

0
何とか読み終えた感じ。紀貫之があまり書かれてこなかったことが驚き。しかし小さな章替えが少なくて読みにくい。2014/03/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1264437
  • ご注意事項

最近チェックした商品