ちくま文庫<br> 四季の歌 恋の歌―古今集を読む

ちくま文庫
四季の歌 恋の歌―古今集を読む

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  • サイズ 文庫判/ページ数 297p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480021250
  • NDC分類 911.135

内容説明

四季の歌の裏に、恋の心を秘めて、古今集の詩華は、日本語のしなやかな重層性を見事に駆使して花開いた―。青春の歌、そして人生の歌、なつかしい日本のポエジィの魅惑を、現代詩を代表する詩人、大岡信が綴る。古今集全20巻の清新な評釈。

目次

古今集を読む前に
古今集の位置
古今集の撰者たち 序文:古今集の歌風と女性の力
四季の歌 春
四季の歌春 2
四季の歌 夏
四季の歌 秋
四季の歌 秋2
四季の歌 冬・賀の歌・離別の歌・羇旅の歌・物名歌
恋の歌
哀傷の歌・雑歌・雑躰・大歌所御歌

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はちてん

33
古今集についてとても解りやすい入門書です。かな書をたしなむにあたって古今集は必携。字面を当たるだけでなく、その内容を出来るだけ学ばなくてはなりません。その点大岡信の解説は入門編でありながら読み返すごとに新しい発見があります。冒頭、子規による古今集批判に関して著者らしい意見が述べられ納得できました。そもそも古今集の「かな序」前半を読めば、その編纂の意欲と意図が明らかで、歌とはこういうものですと示されています。歌詠みにあたうる書によって歪められた感のある古今集ですが、ここを通らなければ新古今集もないでしょう。2013/12/08

はちてん

14
歌謡曲の本ではありません(笑)。古今集の解説書です。2012/04/15

とったん

1
古今集の歌は漢語が少なくて、文が流れるように美しい。歌う情景も素朴で普遍性があるようだ。とても良かった。歌はある程度人生経験がないと味わえるものでは無いと思える。高校などで習っても文法の勉強にしかならないだろう。紀貫之の書いた序文は思い入れがとても強く感じられた。選者というのも立派な仕事だったのだと感銘を受けた。著者の解説も良かった。2010/04/24

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