内容説明
マラカンドラのオヤルサの依頼で、言語学者ランサムは金星に向う。そこは、人々の親となるべき王と女王が、従順な動物たちと暮す、輝やかしい世界だった。だが甘美の時はつづかず、地球からの侵入者ウェストンが、女王に悪の言葉をささやき、ランサムとウェストンの死闘が展開される。『ナルニア国物語』で名高いC・S・ルイスの神学的SFの名篇『別世界物語』全3部作の第2巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホレイシア
3
まだ読書量が微々たるものだった頃の「面白い」なので、近々再読してみる…時間あるかな(笑)。2008/01/06
なめこ
0
やっぱりSFじゃなくて科学至上主義の否定だよなー。なかなか興味深かったし読みやすいんだけど突然ジェンダー論が出てきたあたりから話の展開がぶっ飛んでてややついていけず。ランサムがかつてウェンストンだった抜け殻?化物?に『父と子と聖霊によって!』と言いながら石を投げつけるシーンで笑ってしまった。なんちゅう使い方をするんだw2016/08/13
冬至楼均
0
非失楽園。キリスト教圏の人間にしか思いつかないネタでしょう。2013/02/09
斑入り山吹
0
こんな世界を創造/想像できるルイスはすごい。2006/12/03
Chunko
0
この巻はひたすらランサムと金星の女王とウェストンの問答で疲れた…さすが「神学的SF」というべきか。1994/07/11