出版社内容情報
著者NHKあさイチ出演で大反響!
今、もっとも注目される書き手のどこを読んでも心に沁みる最新エッセイ集!
自分をなだめる方法を知っている人は強い
記念日じゃない日こそ大切。フルーツサンドのようにいろいろつまった作品集。
内容説明
NHK「あさイチ」著者出演で大反響!今もっとも注目される書き手の、どこを読んでも心に沁みるエッセイ集!
目次
1章 暮らしごと(サウナとバイオリン;内緒のフルーツサンド ほか)
2章 住まいと旅(あのときの空もきっと;朝七時のいなり寿司 ほか)
3章 じりじり、おたおた育児(玄関の涙;がんばりを引退 ほか)
4章 おしゃれの謎、粋のしくみ(ファッションは誰のものだろう;おしゃべりな糸 ほか)
5章 人生の庭(だいだい色のあの子;最後のギフト ほか)
著者等紹介
大平一枝[オオダイラカズエ]
作家・エッセイスト。長野県生まれ。編集プロダクションを経て、1995年独立。市井の生活者を独自の目線で描くルポルタージュ、失くしたくないもの・コト・価値観をテーマにしたエッセイ多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青木 蓮友
13
うまれて初めて「子育て」の実体が掴めた気が。わたしは子を生まなかったので「親の気持ち」というものがわからないのですよ。想いのこもった眼差しで耳障り最悪な指摘ばっかりしていた母、あ、泣けてきた、母の気持ちが大平さんを介して通電したというか。いやー、この本、母が生きてるときに読みたかったなあ。この母を、わたしは3年前に亡くしたんだなあ。思わず自分の肩をトントンしてしまいました。母な人と、母じゃない人。そのどうしようもない違い。「母」の分厚さに圧倒され、呆然と立ち尽くすというか。大平さん、初読みです。天才。2024/04/22
miu
10
大平さんのことを存じ上げなかったのだけど装丁に惹かれて手に取ってみたらとっても良かった。肩の力がストンと抜けるような、日常のあれこれはあるけれどわたしは元気です的な、本当にちょうど良い心地のエッセイ。フツウの日々が愛おしいというのは、とっても幸せなことだと改めて思った。2024/04/21
らて
4
人生におけるアレコレについて書かれていて共感できる部分も多く、普段、自分では言葉にしない考えを文字として表してくれているような気になった。 中でも、 家事とはともに暮らす人の気持ちを想像する行為。ひとり暮らしなら、明日の自分を想像して施す行為。 人生のがんばりどきは人それぞれ。 ずっとフル回転でなくていい。 私にとって大人とは自分の機嫌を繕える人。 自分の不機嫌を人に押し付ける人にだけはならないように生きていきたい。2024/04/09
マッケンジー
1
図書館で借りた本。タイトルとジャケットに惹かれて借りました。日常の生活を楽しんでいる様子が伝わってきて面白かった。スニーカーばかりなのだけど、ヒールのある靴を買ってみよう?2024/03/20
Misa-pi
0
仏像は誰にでも彫れるけど、魂を込めて彫らなければ、ただの人形になってしまう。2024/05/06