出版社内容情報
子育てに近道はありません。急がず、子どもの個性にあわせて。名著『子どもへのまなざし』の著者が贈る、最後のメッセージ!
目次
第1章 しつけは、ゆっくり、ていねいに
第2章 子どもの健全な成長に欠かせない子ども同士で遊ぶこと
第3章 うちの子は「どうしてこうなの?」と思ったとき
第4章 子どもの気になるクセや行動について
第5章 子育てと家族構成と夫婦の関係
第6章 Q&A―質問にお答えします。こんなとき一番大切に考えたいこと
著者等紹介
佐々木正美[ササキマサミ]
1935年(昭和10)生まれ。新潟大学医学部卒業後、69年、ブリティッシュ・コロンビア大学医学部児童精神科に留学。帰国後、国立秩父学園・東京大学精神科・東京女子医科大学小児科勤務を経て、77年、小児療育相談センター(横浜市)所長に就任。97年、川崎医療福祉大学(倉敷市)教授に就任し、以後2013年から2017年まで特任教授、客員教授となる。ノースカロライナ大学精神科でTEACCH(自閉症の療育支援プログラム)を学んだことをきっかけにその共同研究に携わり、日本での普及に努める。子育て・養育の講演やセミナー、保育園・幼稚園の勉強会などを全国各地で定期的・継続的に重ねる。2017年6月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょうき
16
甘えたで聞かん坊の次男の育児指南にと、妻が知人から紹介された本書。過保護と過干渉は違うというのに納得。いくらでも甘やかしてやればいい、気が済めば求めてこないし、それで自立が妨げられるわけではないというのは、そんなものかなと思いつつ、現実には許容量の少ない私には実践しきれそうにない。でも、褒めてあげよう、抱っこしてあげよう、話を聞いてあげよう、という気持ちになった。基本的に「良い子」である長男に対しても。子供たちに対するそんな気持ちが薄まってきたら、再読したい。2019/03/27
りり
12
今まで読んできた育児書の中で、私にとっては一番響きました。日ごろ疑問に感じていることの答えを見つけたような気がします。 「約束だよ」と言い、ルールを守らせようとしていたことが、幼い子どもにとっては親からの命令だったんだなと気付かされました。 子どもの欲求を充分に満たして、自尊心を育てる子育てをしたいです。2018/11/20
カッパ
10
佐々木先生の本は結構読んできたので復習のつもりで手にとった。過干渉には気を付けて。子供の望むことをしよう。に加えて今回は待つという言葉が心に残った。また、一人っ子の場合は愛しているつもりになっていることが多いみたい。やはり子育ては難しいけど、だからこそ面白い。2019/07/14
★なおぴんコ★
8
図書館本。仕事の年度始めの自分の学習で読みました。大好きな佐々木正美先生の本です。どちらかというと、保護者の方向けかなと思いました。読みやすく、読んだ後は気持ちがほっこりします。少しの間は我が子にも優しい気持ちで接することができるなか?すぐ、元に戻っちゃうけど(笑)お母さんが笑っていることが1番大事!2021/04/02
こかち
5
心にとめておきたいことをいくつかメモメモ。昔ながらの良書という感じ。2019/11/19