きれいな色とことば

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きれいな色とことば

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  • サイズ B6判/ページ数 145p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479670216
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

心のうごくところから、しゃぼんの虹のように、たくさんの色が生まれてくる。かなしい色も遠くから見ると、きっときれい。読むたび、あたたかい色につつまれる、新鮮なエッセイ。

目次

青いたからもの
夏の色
透明な風船
みどりのたべもの
橙色のチャイム
白い湯気のなかで
赤いめがね
色の名前

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

112
おーなり由子さん、はじめて読みました。詩とエッセイが混ざったような感じなのかな。柔らかくて、優しくて、ときどきハッとさせられる言葉が書かれています。人は実にたくさんの色を見分けていますよね。特に日本人は、細かい色の違いまで見分けて、心に留めているような気がします。写真や動画に撮っていたとしても、人の目で見たものと、デジタルに変換されたものではまったく印象が違うんですよね。プールのあかるい水色、橙色のチャイム、黒いガラス窓などなど。おーなりさんの思い出ともに、きれいな色たちが鮮明に浮かび上がってきます。2016/02/14

ふう

76
昼間に読み終えました。いつも、読み終えてもすぐには感想が書けず、すべての家事や入浴を終え、寝る前にやっと書く時間がとれます。そして今、ビールを飲みながら感想を書こうとして、なぜか涙がこみあげてきました。 50年近くも昔のこと。自転車通学をしていた高校時代に、いつも夕日に向かって、夕日を追いかけるように帰っていました。空だけが見える田舎道。 壮大な一日の終わりを告げる空は、とても明るい未来に繋がっているようで大好きでした。 歩んできた道は、明るいことよりもそうでないことの方が多かったけど、2016/03/29

ちぐ

37
ことばで表現するのが難しいきれいな色やその時の感覚。おーなりさんの文章を読んでいると、その色のイメージが自分の記憶と重なりながらふわっと目の前に浮かんでくるようでした。2018/08/29

まきこ.M

32
私にとって聖書のような大切な本。生きているって感じるってこうなんだなって気づかせてくれる。おーなりさんのとてもとても繊細な色遣い、言葉の選び方、やさしさに触れる度にじんわりときたり声に出して読んでまた感じる。鳥の鳴き声、そよ風のにおい、虹色の光が目の前にあるような。ひれ伏したくなるような。本編も好きですが、途中にふとある詩が印象的。『ある日知る。こころに色があることを。ことばに色があることを。音楽に色があることを。時間に色があることを。わたしに色があることをー』泣きたい時、心がきゅーとした時に読みたい本。2014/12/29

おいしゃん

30
パステル調の挿絵がかわいらしい。読むタイミングが違ったのか、内容はあまり頭に残らず。2018/09/29

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