「思考」を育てる100の講義

電子版価格
¥429
  • 電書あり

「思考」を育てる100の講義

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479392477
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

人気理系作家による、思索に「深み」を与えるヒント。

目次

1限目 未来を考え、現在に生きる「人生」論
2限目 思考の盲点をつくらない「知識」論
3限目 なまった理性を研ぎすます「感情」論
4限目 疑問から本質に近づく「表現」論
5限目 客観的思考を手にする「社会」論
補論 思考に「遊び」をつくる森教授の視界

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
1957年12月7日愛知県生まれ。工学博士。某国立大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年、『すべてがFになる』(講談社ノベルス)で第1回メフィスト賞を受賞し、ミステリィ作家としてデビュー。以後、小説に限らずエッセィや新書などで数多くの作品を発表し、絶大な人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

83
最近図書館に森博嗣が帰ってきている。私が読んでいた時分書庫にしまってあったS&Mシリーズの中盤なども、もりもり開架本棚に収まっている。これまで余り日の当たる所になかった随筆も、一緒におすまししている。図書館よ、メディアに屈したのか!と思いつつ最近森博嗣に会っていない事を思いだして借りてきた。躍らされているというのはこの事である。……と、心なしか森先生口調で書いてみる。「もしかしたら森博嗣はもう死んでいるのかもしれない」。それは矛であり同時に盾だ。彼の有する演繹という名の。これが一番、氏らしい言葉と感じた。2014/11/12

たか

33
森さんの本 小説以外は初めて読んだ。 めちゃくち刺激を受けた オススメの一冊 やり始める前がもっとも道が険しく見える。 演繹 つかっていこう。 躾が個性を奪うことはない。 自由を教えるにはまず支配すれば良い。 など刺激的な内容がめっちゃよかった。じっくり読んだ。2016/07/28

いずむ

32
"響かない"コトバをこそ、大切にしたい。"響きやすい"ココロを、手に入れたい。作家の仕事は「"そうだよね"ではなく、"そんなワケないだろ"を書くコト」だと思う。受け入れ易いから面白い、面白いから良い書き手、という図式では、感情は次第に鈍化する。時に傷付けられ、逆なでされ、怒り苦しみ悲しみ、しかし、そこにも気付きが、学びがあるという発見するコト。それが"読書"であり、"思考"である、と思う。ボクが森センセを慕うのは、物語が面白いから、だけじゃない。夢の中に在って、鋭く尖る棘。彼は、"目醒め"を与えてくれる。2013/08/10

akira

31
100の講義シリーズ第2段。 100のショートエッセイ集。直近(2013年夏頃)のことも多く、興味深い。 様々なテーマを、森先生の視点で考えを述べていく。もう何冊もエッセイを読んでいるはずなのに、まだまだ新しいこと、読んだことがない内容が出てくる。知識量の豊富さに加え、森博嗣が見れば、森博嗣が考えれば、とてもおもしろい。この考え方や視点に惹かれて、読み続けるのだろう。「死の特別視」「考えない人」「匙加減」は特に印象に。 なるほど、あり得る? 「もしかしたら、森博嗣はもう死んでいるかもしれない」2013/08/13

wildchild@月と猫

29
作家の森博嗣ではなく、大学の先生である森先生の講義を受けたような感じ。いつもの頭脳を総動員して読む話とは違って、肩の力を抜いて程よく楽しみながら読める、森ワールドですね!しかし、森先生の奥様がどういう方なのか非常に気になる。あの個性を受け止められる包容力、ぜひ見習いたい!2014/05/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7111993
  • ご注意事項