常識にとらわれない100の講義

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479392293
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

生きるうえで、どれだけの「理屈なき常識」に流されているのか? あなたが本当の「正論」を手にするための一冊!

【著者紹介】
1957年12月7日愛知県生まれ。工学博士。某国立大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年、『すべてがFになる』(講談社ノベルス)で第1回メフィスト賞を受賞し、ミステリィ作家としてデビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや、瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φは壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズなどを執筆。ほかに、『女王の百年密室』『スカイ・クロラ』などの小説や、『森博嗣のミステリィ工作室』『工作少年の日々』、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』、庭園鉄道敷設レポート『庭園鉄道趣味 鉄道に乗れる庭』など多くの作品を発表し、人気を博している。

内容説明

理屈のない綺麗事ばかりの世の中で、大切なものを見失いたくない人へ―夢、仕事、人間関係、社会…常論ではなく正論。流されない生き方。疑わずに生きるつまらなさ。

目次

1限目 森教授の「新しい常識」論(臍曲がりに見えるかもしれないが、常に素直に王道を選択している。;常識を疑わない人は、つまり素直でないからできるのである。 ほか)
2限目 マイナスを武器にする思考論(頭脳にはサイズというものはない。変幻自在である。;計算をするとき大切なのは、誤算をすることを計算に入れておくことだ。 ほか)
3限目 王道を行く「型破り」仕事論(切れない刃物ほど手応えは大きいものである。;仕事というのは、自分の趣味では成り立たない。 ほか)
4限目 孤独を楽しむ人間観察論(敷居は低ければ良い、なんてことは大間違いである。;わかった振りをする人と、わからない振りをする人がいる。 ほか)
補講 「新しい常識」に気づく21の視点(ピーナッツの茶色の皮を剥かずに食べられる、と最近気づいた。;よくもまあこんなところに大勢が住んでいるものだ、と思う。それが都会。 ほか)

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
1957年12月7日愛知県生まれ。工学博士。某国立大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年、『すべてがFになる』(講談社ノベルス)で第1回メフィスト賞を受賞し、ミステリィ作家としてデビュー。以後、小説に限らずエッセイや新書などで数多くの作品を発表し、絶大な人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やっち@カープ女子

56
自己啓発本では無く、これはつぶやき集。気軽に読めていい感じ。森さんってかなり臍曲がりだけど、その思考はおのずと王道を行っている。さすが工学博士。私も歪んだ性格なのでマイナスを武器にする思考論は参考になった。2014/06/10

Y2K☮

53
著者は夏目漱石「それから」の代助みたいだ。頭だけで全てを的確に判断できるとでも? 客観的で卓越した意見の合い間に幼稚な私情を混ぜるのはわざと? 反発するのが頭の悪い証拠みたいに感じて賛同する人もいそうだ。死者が多数出ている鉄道は原発と同じ位危険とか図書館に娯楽小説を置くのは税金の浪費とか普通に間違ってるけど正しいと思わせるレトリックを愉しんでるのか? ただ「小説家になりたかったら小説を読むな」など斬新で有意義な意見もある。長所と短所は一体。耳の痛い忠告だけ有り難く受け取る。彼の本はあえて図書館で借りよう。2015/12/15

いずむ

43
ボクが日々世界に対して抱くモヤモヤが、"森論"の中にキレーに収まっていく。そんな感覚だった。豊かになり賢くなり、簡素化され効率化され。そして、人のアタマはどんどん固く小さく暗く脆くなったと思う。自由ってなんだ。常識ってなんだ。もっとボクは、ボクを縛り付けるモノについて考える必要がある。森センセが考えるヒントをくれる。だけど答えはない、と教えてくれる。何系かとか、アリかナシかとか、当然のように型に嵌めて、残したり落としたり。そうやって自分の世界までコンパクトにして、それにどれほどの意義があるんでしょうね。2013/06/23

Yasunobu Hino

35
小説という作品を通して、著者との対話をしようとする読者を 「意味がわからない」と著者は一蹴する。小説は創作物でメッセージなど込めていないからだ。自己啓発本やテーマが決まっている本であれば著者との対話は可能だろうが小説は読んでみて「オモシロいかツマラナイ」か。 1.人を好きになったり、音楽や絵画を好きになるのだって、理由というものはない。理由はあとから捏造されるだけで、その理由があったから好きになったのではない。しかし、一旦理由を思いついてしまうと、もうそれに縛られる。好きなものを探さず、理由を探すように2013/09/25

akira

35
100の講義シリーズ第1段。自分的に、気になる項目が多かった。 常識や一般的な考え方を疑う。「常識にとらわれない=非常識」ということではなく、常識を疑い、一歩深く考えてみたところに、常識を覆す理屈があるという考え方。「なぜそうなるのか」「なぜそう考えたのか」「考え抜いていくつかの案を出す」他人には見えないそういった作業が、自身の財産になっていく。 大人って、大抵どこかは調子が悪いよなと思いつつ。 「僕が得意なのは、調子が悪いときに、調子なんかどうだって良い、と思えることだ」2013/08/17

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