内容説明
内藤新宿でやくざが次々に殺害された。探索の過程で浮かび上がってきた「ふまのもの」とは、いったい何者なのか。一方、随筆集『甲子夜話』で知られる松浦静山が、南町奉行根岸肥前守鎮衛に怪異の謎解きを迫る。奇談集『耳袋』を書き記した赤鬼奉行根岸肥前が、江戸に起きる怪事件の謎を次々解き明かす痛快お裁き帖。シリーズ第七弾。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県に生まれる。立教大学法学部卒業。1993年、『黒牛と妖怪』で第一七回歴史文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み
26
坂巻さん、フラれキャラ確定ですね…。あたしは、坂巻さん好きですよ、お奉行さまの次に。お奉行さまの奥深さ素敵です。2016/06/17
Tadashi Tanohata
18
台風接近のこんな蒸し暑い日でも、まったく苦にならない。前回は、喉ごしの良い蕎麦に例えましたが、間違いない。私にとっての「耳袋秘帖」は最高の読後感を与えてくれるシリーズだ。大岡越前なにするものぞ。水戸黄門なにするものぞ。2017/08/07
うずら
14
耳袋秘帖その7・事件シリーズ第7弾。カステイラはわかるけど、カスドースって何だろう?根岸様にちょっぴり対抗心あり気な松浦壱岐守と、ふざけているのか真面目なのかわからない定信様が面白い。山椒魚の黒焼きは、その後どうしたのだろう?栗田はどうやら、幸せ街道まっしぐらな模様。微妙に女運が悪い坂巻は、もうこのまま不憫路線でいいんじゃないかと思ってしまった(笑)2014/04/11
風竜胆
12
極悪人と言われる者でも、色々な顔を持っている。2013/09/07
Hugo Grove
10
再読2021/01/02