だいわ文庫
耳袋秘帖 八丁堀同心殺人事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479300878
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

軽輩の出身でありながら、六二歳で町奉行に大抜擢された赤鬼奉行根岸肥前守鎮衛の前に、前代未聞の大事件が発生した。与力や同心の組屋敷が置かれた八丁堀で町奉行所の同心が二人、何者かに斬り殺されたのだ。町奉行所の威信にかけて、下手人を突き止めなければならない―。シリーズ第二弾。

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県に生まれる。立教大学法学部卒業。1993年、『黒牛と妖怪』で第一七回歴史文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

108
この回は、題名通りの事件が起きて、その間にさまざまな謎を解決していくということで5つの話が連作になっていて、最後にこの表題の事件が解決されるということで楽しめます。主人公が当時としてはかなり高齢ですが、洒脱な性格で部下をうまく使っています。この事件自体は今の時代にもあるような話で、役人でも結構悪い人物がいたということですね。2017/10/08

28
さくさくと♪根岸さまカッケー(^o^)栗田さん頑張れ。今作の最後はちと悲しい、やり方が悪いよね。2016/06/07

miri

18
南町奉行、根岸鎮衛の在任中、同心が殺される事件が起きる。犯人像がなかなか掴めない中、怪異なものを絡めた事件も起き、それを解きほぐしていくうちに、犯人に迫っていくという二重構造のミステリー。敢えて、ミステリーと言っていいと思う。奉行のスマートな頭の良さと意外な腕っ節の強さもいい。何の期待もせず読み始めて、途中で、夢中になってページを繰っていた。他の作品も読みたい。2019/06/15

みぃー

14
シリーズ第2弾。やはり根岸さまの人柄がいい。懐が深く、思慮深く、潔い。ゆっくり読み進めていきたいシリーズ。2014/01/09

二分五厘

13
奉行所のお膝元、八丁堀の組屋敷で同心が二人殺される。鮮やかな斬り口と、すこぶる評判の悪かった二人の正体が指し示すものとは。更に町中でも、同心・与力が次々に殺されていく。南町奉行・根岸肥前配下、坂巻弥三郎と栗田次郎佐衛門の探索は、巷で噂の怪談をまきこみながら狭まっていく。その間にも緑の狐仮面や河童が出没したり、かまどには外人の幽霊、人面木で逢い引きと、江戸の町は盛り沢山。それら怪奇の謎解きが殺人事件に絡みながら判明する犯人、そして捕り物。犯人の血を吐く訴えはどこまで響いていたのか。2016/08/09

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