内容説明
戦後間もなく倒産寸前にまで追い込まれたからこそ、世界一のトヨタがある。「改善の鬼」と呼ばれたトヨタの大野耐一氏は、「困った状態が、とりもなおさず創意工夫の生まれる土壌になる。いつも困っている中からつくりだされてくるものが、世界に通用する商品になる」と言っていた。お金ではなく、頭を使ってよくすることが「改善」なのだ。
目次
1章 「改善は貧乏トヨタの苦肉の策」だったことを思い出せ―「環境劣悪」がすごい改善をつくる
2章 「五%差でライバルに勝つ」より「五〇%差でトップを」―「一見不可能」が巧みな改善を育てる
3章 「ベスト」でもそのまま繰り返さないことがコツに―「まてよ?」が差のつく改善を引き出す
4章 「逆風でも風車は回せる」のがリーダーの役割―反対論が徹底改善を鍛える
5章 「束ねられた普通の人たち」は天才よりカネより道を開く―「みんなで」が儲かる改善を保証する
6章 なぜトヨタ式は協力会社を育てるのがうまいのか―大局観が最良の改善を導く
7章 あわてる前に早く始めよ―トップの決断が改善と幸福を呼ぶ
著者等紹介
若松義人[ワカマツヨシヒト]
1937年宮城県生まれ。トヨタ自動車工業に入社後、生産、原価、購買の各部門で大野耐一氏のもと「トヨタ生産方式」の実践、改善、普及に努める。1984年以降は農業機械メーカーなどでもトヨタ方式の導入と実践にあたった。現在、カルマン株式会社代表取締役社長。西安交通大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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