内容説明
「我らは楽しく生きよう。不満だらけの浮き世で不満を持たず、病んだ社会で病むことなく、貪欲なる世界で無欲恬淡に」仏陀は思想より実践を重んじた。欲望に心乱されず精神の平安を保つ方法、心の悦楽を持って生きるための秘訣―仏陀が説いた身心を上手にコントロールする九十の智慧と方法をマンガで解説。
目次
「法句」とは何か
仏陀、説法に旅立つ
人みな無明あり
「苦」はどこからくるのか
「悦楽」は悟りへの第一歩
修行は心を浄化する
智者を知る
彼岸への道をゆく
著者等紹介
蔡志忠[サイシチュウ]
1948年、台湾に生まれる。『老子』『荘子』『論語』『史記』など、中国古典を漫画化した作品はベストセラーとなり、日本をはじめ世界各国で翻訳されている
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年、福島県に生まれる。慶応義塾大学中国文学科を卒業。臨済宗僧侶。『中陰の花』で芥川賞を受賞
瀬川千秋[セガワチアキ]
東京都に生まれる。早稲田大学社会科学部を卒業。著書には『闘蟋―中国のコオロギ文化』(大修館書店、第25回サントリー学芸賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
湯山雅史
3
仏陀は現在の呪文のようなお経は一切唱えず、対機説法で苦からの解脱への道しるべを語った。 仏教は実践であり、それは読経や経典の研究ではなく、生きることに直結している。2015/02/02
るうるう
2
自分以外の何物にも、ブッダさえにも依存せず、救いを求めないというスタンス。いい感じ。座右の書とする。2024/02/13
にきゅ
2
絵が良い!無欲恬淡。私は私利私欲の塊で、恨みつらみを抱き、邪念を背負って生きております。執着がよくないんだよねぇ。2018/04/15
アルパカくん
1
こういうことを説いてくれるおじいさんのような人が近くにいてくれたらと思う言葉の数々。しかし、自分を救うのは自分だけというところで、もうその考え方自体が甘いのだな、と反省。しかし心が乱れることがあるからこそ、心の平安の素晴らしさが実感できるとも思ったり。心の求めるときに実践していきたい言葉が読みやすく並べられてあります。2014/10/23