内容説明
「すべては無常、生者必滅だ。生滅に執着しなければ、煩悩なく、とこしえの平安が得られるだろう」仏陀は人生の苦悩を見つめ、欲望や執着をなくせば自由な境地が得られると説いた。苦行にも享楽にも偏らない中道の生き方や、我にこだわらなければ解説できるという教えは、いまこそ求められる“智慧”である。仏陀が弟子に語った言葉をマンガでやさしく再現。仏教はこんなに新しくて面白い。
目次
仏とは誰か
仏教とは何か
仏陀とはどんな人か
仏教の三つの旗印
諸行無常を知る
諸法無我をとらえる
涅槃寂静に到る道
すべては因縁によって
なぜ苦しいのだろう
“私”の扱い方
空の思想
心を浄化せよ
著者等紹介
蔡志忠［サイシチュウ］
１９４８年、台湾に生まれる。『老子』『荘子』『論語』『史記』など、中国古典を漫画化した作品はベストセラーとなり、日本をはじめ世界各国で翻訳されている
玄侑宗久［ゲンユウソウキュウ］
１９５６年、福島県に生まれる。慶応義塾大学中国文学科を卒業。臨済宗僧侶。『中陰の花』で芥川賞を受賞
瀬川千秋［セガワチアキ］
東京都に生まれる。早稲田大学社会科学部を卒業。著書に『闘蟋―中国のコオロギ文化』（大修館書店、第２５回サントリー学芸賞受賞）など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roomy
12
とてもわかりやすかったです。欲を捨てるのは難しい〜。2015/10/09
モッタ
10
★★★★☆ 仏教の考え方が簡単にわかる本。空という概念がようやくわかりつつある。面白い。2012/10/04
kmym
4
「仏教に興味があるから、何となくマンガから始めてみよう」という人には不向き。少なくとも、基礎の基礎は既に理解している人くらいの人でないと、読み進められないだろう。「マンガ」と言われてイメージするものよりも、むしろ「挿絵の多い本」に近い。 ある程度知識がついてから、再度挑戦してみたい一冊。 2014/01/30
きゅうり
3
苦を手放せたらそりゃいいよね。わかるだけじゃなくて行動を。2020/12/31
湯山雅史
3
マンガで、漢字にはふりがな。 わかりやすくてコンパクト。 仏教用語の読み方はわからないので、ふりがなは助かります。 仏教ひとこと解説のコーナーは、一つのテーマを簡潔にまとめていて、なんともありがたかったです。2015/02/01
