だいわ文庫
対話する生と死―ユング心理学の視点

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479300021
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0111

内容説明

ユングのこと、ユング心理学のこと、人の内界のこと、男女間のこと、夢分析のこと、死生観のこと…臨床心理の現場から、いま直面している問題、悩みや迷いに切れ味よい答えが返ってくる!人の心の深さに圧倒され、人の心の複雑さに戸惑い、人の心の熱さに感動する!生きることの本質にかぎりなく迫る、読むカウンセリング。

目次

第1章 生きることは限りない(「もう一人の私」の存在;「私の死」とは何か ほか)
第2章 人の心は深い(「笑い」学;恐怖とのつきあい方 ほか)
第3章 ユングに学ぶ(共時性の原理;無意識がもつ創造性 ほか)
第4章 日本人としての問題(もっと日本人自身を知るために;新しい道を見いだす ほか)
第5章 心理療法家の目(宗教を見直してみる;なぜ「お話」をするのか ほか)

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年、兵庫県に生まれる。1952年、京都大学理学部を卒業。1965年、スイスのユング研究所よりユング派分析家の資格を取得、日本にユング派心理療法を確立した。京都大学名誉教授。臨床心理学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

晴間あお

3
「あちこちに書いたものをまとめて書物」にしただけあってひとつひとつが短く重複する部分もあるが、話しが面白いから飽きる事はなく読めた。あとがきに1992年と書いてあるのでもう20年以上前の本なはずなのに色あせていないように思う。河合さんのお話は戦中から現在まで、個から全体まで、日本から海外まで、それどころか時代を超えて神話にまで、とにかく視野が驚くほど広い。その知見や思考に触れれば自分の考えは相対化され風通しがよくなり、現代の自覚できていない病は明らかになっていく。それだけでも癒しの効果がある気がした。2017/02/14

スルメジャコフ

2
久しぶりにこういう人文系の本を読んだ気がする。学生時代に精神分析系ではない臨床心理学を勉強したけど、ユングについて改めて勉強してみたいと思わせてくれた。特に、日本神話に関する記述が興味深い。ただ、色んな雑誌などに書かれたものを寄せ集めたようで、同じような話が何回も出てくるのがちょっと残念。2010/09/07

BAMSE

1
やっぱすごいや。時々すごくかわいらしいのがまた、素晴らしい。日本をもっと好きになる本。2014/04/18

みか

1
自分の中にある表現しがたい気持ちや感情、思考を痛快に言葉に表してくれる本。中空均衡とか、場において我を決定するとかいうのなど、あぁなるほどなと思った。自分を多少なりとも客観的に見られるようになった気がする。今はこれで良いし、これからもっと良くなるように考え、勉強していこうという気持ちにさせてくれる。東洋と西洋、宗教と科学、死と生、今後も色んな考えに触れたいし感じたいと思った。2012/04/30

tekesuta

1
ユングのことや日本人観など、河合先生のエッセンスがつまってる。著書に触れてる人には目新しいことは書いてないけれども、河合先生がどういうことを考えていたのかという俯瞰ができる。 2012/02/15

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