木を見る西洋人 森を見る東洋人―思考の違いはいかにして生まれるか

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478910184
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0011

内容説明

文化によって世界観が変わっても、人間がものを考えるために用いる道具は同じだと誰もが思っている。肌の色や国籍、宗教が違っても、ものごとを知覚したり、記憶したり、推論したりするために用いる道具は同じである。論理的に正しい文章は、日本語であれ英語であれヒンズー語であれ、正しいことに変わりはない。同じ絵を見ている中国人とアメリカ人がいれば、彼らの脳裏に映る画像は当然同じものである。だが、もし、すべてが間違っているとしたら?本書は、東洋人と西洋人の心や思考のかたちが文化によっていかに違うか、その違いはなぜ生じるのかを科学的に解明する。「世界についての考え方は根本的にひとつである」とする認知科学の大前提に挑戦した知的興奮の書である。

目次

序章 世界に対する見方はひとつではない
第1章 古代ギリシア人と中国人は世界をどう捉えたか
第2章 思考の違いが生まれた社会的背景
第3章 西洋的な自己と東洋的な自己
第4章 目に映る世界のかたち
第5章 原因推測の研究から得られた証拠
第6章 世界は名詞の集まりか、動詞の集まりか
第7章 東洋人が論理を重視してこなかった理由
第8章 思考の本質が世界共通でないとしたら
エピローグ われわれはどこへ向かうのか

著者等紹介

ニスベット,リチャード・E.[ニスベット,リチャードE.][Nisbett,Richard E.]
エール大学助教授、ミシガン大学准教授を経て、現在ミシガン大学心理学教授(セオドア・M・ニューカム冠教授)。アメリカ心理学会科学功労賞、アメリカ心理学協会ウィリアム・ジェームズ賞、グッゲンハイム・フェローシップ受賞。2002年、同世代の社会心理学者として初めて全米科学アカデミー会員に選ばれる。ミシガン州アナーバー在住

村本由紀子[ムラモトユキコ]
1999年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会心理学)。スタンフォード大学客員研究員、京都大学助手、岡山大学助教授を経て、現在、横浜国立大学経営学部助教授。専門は社会心理学・文化心理学
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bianca

39
私は、いい大人になってから英語を真剣に勉強し始めたクチで、海外小説や海外ドラマも併用して、文化も含めての学習を心掛けていたはずだったのだが…気付かずにいたことが多く、目から鱗がぽろぽろだった。この本自体は15年前のものなので、個々のものの見方や考え方は絶えず変化していると思うが、東洋人(包括的・文脈で理解)と西洋人(分析的・カテゴリー化)という本質は無意識であるだろうから、英会話の場では、やはり多少西洋化した自分を演じるしかないような。そのバランスは自分で探るしかない。とても勉強になった。2018/05/29

YúKa(ユーカ)@ハガレン読み終えました

16
読んでいて思った本音を赤裸々に言わせておきます。すぐ分類して白黒つけないと気が済まないなんて、よっぽど幼稚すぎる。「AかBか」よりも、「どちらにも一理ある」と考えるほうがよっぽど合理的で、平和的だ。これってもしかして、自文化中心主義なのだろうか。西洋人だろうが東洋人だろうが、誰かが勝手に白黒つけた結論を強制されるなんて耐えられないはずだ。地中海世界が多種多様な民族や文化に触れる環境にあったのなら、現実とは逆に「絶対はない」と考えるはずだ。2016/11/03

りょうみや

10
著者は予め断りを入れているが、西洋、東洋と一緒くたにしすぎだが議論を単純にするためにやむを得ない。個人主義、世界を単純に理解する、まず物に注目、分析的な思考の西洋(ギリシャ)、集団主義、世界は複雑な前提で考える、関係に注目、包括的な思考の東洋(中国)。それぞれの違いとその起源の考察なども面白い。どちらのタイプの思考も必要だが、日本人だからか、やっぱり東洋の思考の方がしっくりきて、幸せに生きるためには、東洋をベースに西洋を補助的に持っているくらいがベストなバランスなように思える。2017/09/28

SKH

10
東西の思考対比。中庸やや西洋寄り。年代で偏りがでる。2014/11/07

オカピー

9
確かにこういう見方ってあるなと思います。大枠賛成。ただ、同じ日本人と言っても、西洋人的(分析的)な考え方をする人も居ますし、東洋人的(包括的)な考え方の人も居る。逆に、西洋人もしかり。色々な考え方を受け入れながらも、自分の考えを発信することが大切だと思う。2023/10/11

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