地球のなおし方―限界を超えた環境を危機から引き戻す知恵

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地球のなおし方―限界を超えた環境を危機から引き戻す知恵

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  • サイズ A5判/ページ数 197p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478871072
  • NDC分類 519
  • Cコード C0033

内容説明

温暖化、森林破壊、資源の枯渇…地球環境をシステムとしてとらえることで根本的な解決策が見えてくる。

目次

序章 地球はすでに限界を超えている
第1章 地球をシステムとして考える
第2章 環境の危機をデータで検証する
第3章 地球の未来をシミュレーションする
第4章 限界を超えた地球を救う方法
第5章 システム思考で問題を解決する
第6章 私たちの未来を創っていくために

著者等紹介

メドウズ,ドネラ・H.[メドウズ,ドネラH.][Meadows,Donella H.]
ダートマス大学環境研究プログラム助教授として、コンピュータモデルを使って社会、環境、エネルギー、農業などのシステムを研究した。2002年逝去

メドウズ,デニス・L.[メドウズ,デニスL.][Meadows,Dennis L.]
1970年、ローマクラブより「成長の限界プロジェクト」のディレクターを委嘱される。ダートマス大学で資源および政策策定に関する研究と教育に従事した後、ニューハンプシャー大学教授、国際システム・ダイナミクス学界、国際シミュレーション学界会長を歴任。現在は、インタラクティブ・ラーニング研究所にてコンサルティングに携わる

枝広淳子[エダヒロジュンコ]
(有)イーズおよび(有)チェンジ・エージェント代表。東京大学人工物工学研究センター客員助教授。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。同時通訳者、翻訳者、環境ジャーナリストとして、環境関係の国際会議、セミナーでの通訳、翻訳出版、執筆、講演活動に携わる。日本の環境情報を英語で世界に発信するNGO、ジャパン・フォー・サステナビリティー(JFS)共同代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼっち

4
コロナ期に読むべき一冊。僕らの世界はどのようなシステムで動いているのか、今一度考え直すためにある。2005年著とのことだが、本質は変わらないということを改めて思い知らされた。この世の中はシステムによって動いており、人間が悪いわけではない、取り巻くシステムが悪いのだ。だから僕らはシステムと向き合って、人間への希望を捨ててはいけない。システムが変われば世の中を変えることはできる。それは自分の中にあるシステムを変えることで自分が変わるということも言える。大なり小なり、僕らを取り巻くシステムを見つめ直すこと。2020/05/12

ジュリ

3
今の地球は限界を超えている。持続可能な社会を作るためには、足るを知って、成長や人口増加を抑える必要がある。2019/05/01

2
環境問題についての本。グラフや可愛い絵を使い、非常に読みやすかったです。僕の感じた特徴は3つ。1つ目は、たとえや実話、経験などを使い分かりやすく説明している事。2つ目は、シミュレーション仮説。今のまま過ごすと、あるいは、これ改善するとどうなるのか。これらをグラフで表現。読めば、漠然とした不安からきちんとした不安へ変わります。3つ目は、システム思考というアプローチ方法。「地球というシステムを理解し、長期的に真の解決策の探すためには、繋がりを理解し、構造を変化させる」ことがベースにあり、非常に論理的な本でした2015/06/01

mayme

2
環境問題へのアプローチとして有効であると同時に、もっと身近なことも(タスク管理とか)システム思考で改善できるのではと思った。達成できずにいる「ある目標」もその深層部を探れば、どんな行動バターンが今の現状を生み出しているのかわかるのでしょうか。考え学べる良書。2014/05/29

sansirou

1
今、地球は環境負荷によって、崩壊へ進んでいる、と言う前提で、崩壊を防ぐためにどうすべきかが書かれているのですが、根底にはシステム思考があります。できごとを見て対処するのではなく、システムそのものを変えていかないと、崩壊は防ぐことができない、と言う危機感が伝わってきます。最後の方の言葉は、重く響きました。2020/01/12

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