フューチャー・イズ・ワイルド―驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界

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フューチャー・イズ・ワイルド―驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界

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  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478860458
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0045

出版社内容情報

★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店札幌本店・山本真一郎
クジラ並に巨大化したペンギン、島ほどもあるクラゲ、光合成する虫、一見荒唐無稽に見える動物達。しかし、これらは科学的な考証を元にした実現の可能性のある未来の生物なのです。CGを利用した奇麗な図のおかげで読書中もイメージが膨らみます。ページが進むたびに、登場する生物の不思議度もぐんぐん増して行きます。あなたも驚異の世界を覗いてみませんか?

内容説明

舞台は500万~2億年後の地球。もはや人類の姿はそこになく、大陸の移動と氷河の浸食によって生態系は激変、新たな環境に適応すべく、動物たちは想像を絶した姿に進化した―一見、奇想天外とも思えるこの大胆な仮説を、著者は第一線で活躍する科学者たちの検証を交えながら、きわめて具体的に組み立てていく。現生するどの動物が、いかなる環境の変化に適応した結果、その容姿をとるにいたったのか―かつての食うものが食われるものに、食われるものが食うものに。そこに繰り広げられる新たな弱肉強食の世界を、壮大な時間的スケールのなかで一気に描ききってみせる。時代ごと地域ごとに詳説された、生物進化のマニュアルであるとともに、未来に向けた他に類を見ない一大生命史でもある本書は、まさに知的エンターテインメントと呼ぶにふさわしい内容である。

目次

第1章 進化する地球(生きている地球;生命のサイクル)
第2章 500万年後の世界(氷河時代;北ヨーロッパ氷原 ほか)
第3章 1億年後の世界(温室の地球;大浅海地 ほか)
第4章 2億年後の世界(第二パンゲア;中央砂漠 ほか)

著者等紹介

ディクソン,ドゥーガル[ディクソン,ドゥーガル][Dixon,Dougal]
1947年スコットランド生まれ。セント・アンドリュース大学にて地質学を学ぶ。出版社勤務を経て80年よりフリーのサイエンス・ライターとして活躍。日本でも話題になった『アフターマン』をはじめ、数多くの著書がある

アダムス,ジョン[アダムス,ジョン][Adams,John]
自然史関係の人気テレビ番組を数多く手がける。ディズニー向けに制作された『Amazing Animals』などで受賞歴あり

松井孝典[マツイタカフミ]
1946年静岡県生まれ。70年東京大学理学部地球物理学科卒業後、同大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程修了。現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。専攻は地球・惑星物理学、アストロバイオロジー。86年イギリスの科学雑誌『nature』誌に、海の誕生を解明した「水惑星の理論」を発表、世界中の研究者から注目を集める

土屋晶子[ツチヤアキコ]
東京大学文学部社会学科卒。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クリママ

43
500万年後、1億年後、2億年後の大陸と生物。氷河期や大絶滅を乗り越え、生き残った生物が、各地の環境に順応した進化をした姿は、未来のものか、古代のものかわからないほど奇怪な姿をしている。2億年先のことなど想像もつかない。が、知能を得ていた人類が何によって滅ぶのだろう。わずかでも生き残り、さらなる進化を遂げないのか。2億年あれば、たとえ一から始めたとしても、生物の中には人間を凌ぐものが出てくるのではないか。そんな疑問を持った。2022/08/25

カムイ

30
500万年後人類は滅亡しているらしいそして2億年後には想像を絶する生物達が地球を闊歩する、科学者の仮説をもとに生み出される、イラストが綺麗でその世界にうっとりした、2億年後ではイカが巨大化して地球上の天下を取っているらしい、イカですよ、イカ刺しは美味いけどこれじゃ食べられません。2019/07/06

あろは祭り

22
この前どこに行ってたかって?言ってもいいけど、誰にも言うなよ。頭がおかしくなったと思われるからな。しーっ、声が大きい。そうだよ、2億年後の未来に行ってたんだ。そこには、もう人類の姿はない。大陸移動により 地形や気象も大きく変わって、今とは全く違う世界なんだ。巨大なイカが地上をのし歩いて、魚が空を飛んでるんだぜ。本当だって!ウソだと思うなら、今度見てきなよ。タイムマシーン読書!ようこそワイルドな未来へ!⇒ https://www.youtube.com/watch?v=06WA0LY1bO42015/06/22

不羈

19
愉しい×2!(^^)! 科学的な考察をベースとした2億年後の未来。イカとかクモとか。 未来が軟体動物とか魚類・昆虫が謳歌する世界の可能性も理解るが、魚類⇒両生類⇒爬虫類⇒(恐竜)⇒哺乳類と連綿と続く進化の道筋が一旦後退することへ疑問を感じる。ポスト哺乳類は?地球上での進化の先には哺乳類以上はありえないのか?2013/03/31

小木ハム

16
500万年~2億年後の地球環境がどうなっているか、生物がどのように変化しているかを生物学と地質気候学の観点から結構まじめに解説した本。巨大イカが陸上歩行してたり魚が森の中を飛んでたりしてて面白い。3頁に1枚はカラー写真や挿絵が挟まれているので視覚的にも楽しめる。蚕が良い見本で、世の中どんどん便利になっていくのに比例して人間の遺伝子レベルはどんどん低下していくんだろうな。500万年後には人類絶滅してると云うスケールの上では自分が抱える問題や悩みなんてミジンコ以下である。2017/01/26

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