出版社内容情報
大学教授は誰にでもなれる職業ではない。しかし、それなりの準備をすればサラリーマンからでもなれるチャンスはあるのだ。
内容説明
本書は昨今の「大学」ブームを踏まえながら、サラリーマンから教授に転身するためにはどうすればよいのか、大学教授という職業とはどのようなものか、また大学生活の実相や社会との関わりはどうなっているのか、大学教育における今後の課題は何か等について書き綴ったものである。
目次
序章 大学教授は三日やったらやめられない?
第1章 ビジネスマンからプロフェッサーへ―その転身の極意(大学教授になろう!と思いたったら;私の場合どう応募したか;私からのアドバイス―急がば回れ)
第2章 大学の常識・非常識―社会性も協調性もいらなかった?(大学組織の功罪;多種多様、大学に生息する人々;社会から必要とされる大学になるために)
第3章 大学改革新時代とこれからの大学教育―生き残りをかけて(やや錯綜が見られた大学改革論;国立大学法人への道;現代大学風景点描―これから大学に来る人々へ)
終章 転身した大学教授の賞味期間は二年?
著者等紹介
川村雄介[カワムラユウスケ]
1953年神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業、ワシントン大学ロースクール修士課程修了、法律学修士(LL.M)。1977年大和証券入社。調査部、総合企画室次長、日本証券業協会会長秘書、シンジケート部長などを経て、2000年長崎大学経済学部教授へ転身。専門は金融機関経営戦略論、証券論
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくしんぼ
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図書館で借りて読み始めましたが。途中で挫折。2014/09/01
明るいくよくよ人
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著者の実体験と教授就任後の見聞からの貴重な書。とは言っても私は、現在サラリーマンで、教授にもなっていないので、実態(時代も2003年当時のことであるし)はよくわからないけど。まぁ、大学にアプリを送るまでが大変であることは確かですね。2011/12/26
あやしかだね
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おそらく就職して一年目に買った本。文章が上手くて読みやすい。サラリーマンのための、とはいうものの、実践的な条件はやはり容易ではなく、専門的な仕事に従事し、本を何冊も執筆していて、ある程度のコネがあり、大企業の取締役くらいになれる力量のある人向け。 また、教授の仕事も非常に雑務が多いこともわかり、なかなか大変な仕事だということもわかる。 大学改革の雰囲気もわかるし、社会人大学や産学連携などで、大学教授と関わることにも興味が惹かれた。2019/06/16