ザ・ビジョン―進むべき道は見えているか

ブランチャード，ケン〈Ｂｌａｎｃｈａｒｄ，Ｋｅｎ〉/ストーナー，ジェシー【著】〈Ｓｔｏｎｅｒ，Ｊｅｓｓｅ〉/田辺 希久子【訳】

ダイヤモンド社（2004/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 215p／高さ 19cm
• 商品コード 9784478732700
• NDC分類 159
• Cコード C0012

内容説明

会社にビジョンがあれば、一丸となってがんばれる。人生にビジョンがあれば、決して後悔することはない。大切だけれどわかりにくい「ビジョン」の創造と実践を、ストーリー形式でやさしく教える。

目次

未知の世界へ
光のなかへ
「ビジョン」とは何か
ビジョンの要素（有意義な目的；明確な価値観；未来のイメージ）
めまい
今がなければ、未来もない
視界がひらける
新たな課題―ビジョンを現実にする
ビジョン創造のプロセス
ビジョン伝達のプロセス
ビジョン実践のプロセス
勇気
「成功」から「意味」へ

著者等紹介

ブランチャード，ケン［ブランチャード，ケン］［Ｂｌａｎｃｈａｒｄ，Ｋｅｎ］
ケン・ブランチャード社の共同創業者にしてＣＳＯ（最高精神責任者）、フェイスウォーク・リーダーシップ・センター会長。リーダーシップ養成教材「Ｓｉｔｕａｔｉｏｎａｌ　Ｌｅａｄｅｒｓｈｉｐ（ＳＬ＝状況対応リーダーシップ）」の共同開発者のひとりで、これは現在市販されている教材のなかでも最も実用性と効果の高いものとして、広く利用されている。コーネル大学で博士号を取得。現在も同大の講師、名誉理事を務める。Ｗ・エドワード・デミング、ピーター・ドラッカーなども受賞した権威ある国際経営協議会（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ　Ｃｏｕｎｓｅｌ）のマクフェリー賞を受賞するなど、数々の名誉を受けている。妻マージョリー、スコットとデビーの二人の子どもも、カリフォルニア州サンディエゴに本社を置くケン・ブランチャード社で働いている

ストーナー，ジェシー［ストーナー，ジェシー］［Ｓｔｏｎｅｒ，Ｊｅｓｓｅ］
シーポイント・センター社長。ケン・ブランチャード社コンサルティング・パートナー。コンサルタント、エグゼクティブ・コーチ、著述家として豊富な経験をもち、高い評価を得ている。過去二〇年、組織において持続可能で全員に共有されるビジョンを創造するための助言活動に力を注いできた。チーム、部門、組織全体などで共通のビジョンを創造するための教材「Ｃｒｅａｔｉｎｇ　Ｙｏｕｒ　Ｏｒｇａｎｉｚａｔｉｏｎ’ｓ　Ｆｕｔｕｒｅ」を共同執筆したほか、チームワークに関する複数の研修教材の開発や、多数の新聞・雑誌への寄稿を行っている。心理学等で複数の修士号を取得、さらにマサチューセッツ大学で組織開発の博士号を取得している。コネチカット州に夫と子どもたちとともに在住

田辺希久子［タナベキクコ］
東京教育大学卒業。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[黒まる]

ぶれないビジョンがあれば寄り道したってどんな困難がきたってそこに近づくことができると思う。目先のことだけを追うでんではなくて、自分は、会社は社会でどういう存在意義があるか。そこがない明確にならない限り弱いままだと思う。

2014/01/20

[nekoさん]

ありきたりなビジネスノウハウ本とは一線を画しています。小説仕立てだから読みやすく、内容も頭に入って来ます。そうそう「仕事は楽しいかね？」のように。悪い人や意見が合わない人がひとりも出て来ないのはご愛嬌。さぁ、人生のビジョンを考えよう。

2021/05/30

[Koichiro Minematsu]

すぐれたビジョンには、「有意義な目的」「明確な価値観」「未来のイメージ」が要求される。そして、何より皆の共感を、得なければならない。そうでなければ、自己満足に終わってしまう。筆者の軽快な物語で、スラッと読めました(笑)

2016/06/29

[中島直人]

帯にあった「理論や洞察だけでなく、感動を与えてくれるビジネス書に出会えた」というコメントの通り。内容が今最も悩んでいるテーマだったこと、小説仕立てで引き込まれてしまい一気に読んでしまった。ともすれば青臭く感じてしまうテーマですが、ビジョンがないと仕事においても人生においても全力を尽くすことが出来ない、ということを納得させてくれる本。自分の仕事において、人生において少しでも活かしてみたい。

2017/01/07

[Yuichi Yamasaki]

そこで働くどのスタッフに聞いても同じ答えが返ってくるように浸透させる。感動したのは義足でマラソンをしたテリーフォックスの話。彼のビジョンはカナダを横断すること。では無かった。本当のビジョンはがん研究の為に１００万ドルを集め、障害者への理解を深めることだった。だから彼の死後も毎年恒例の行事として開催され何百万ドルの寄付を集めているのだ。１４２冊。

2014/12/18