ドン・シュルツの統合マーケティング―顧客への投資を企業価値の創造につなげる

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  • サイズ A5判/ページ数 347p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478502617
  • NDC分類 675
  • Cコード C2034

内容説明

1990年代に日本で紹介された統合マーケティングは、広告・広報・販促の統合を扱うコミュニケーションの戦術だと受け取られた。しかし、本書に紹介する新世代の統合マーケティングはこれとは違う。それは、顧客を中心に据えてすべてのタッチポイントを統合するマーケティング戦略である。つまり、短期的な活動の統合ではなく、ブランド戦略や顧客マネジメント戦略など長期的かつ戦略的な活動を統合し、成果につなげる考え方である。

目次

1 企業価値重視の統合マーケティング
2 プロセス1:顧客と見込み客の特定
3 プロセス2:顧客と見込み客の価値評価
4 プロセス3:コミュニケーションのメッセージとインセンティブの設定
5 プロセス4:顧客投資効率の測定
6 プロセス5:プログラム実施後の分析と将来設計
7 企業価値の向上へ

著者等紹介

シュルツ,ドン[シュルツ,ドン][Schultz,Don]
ノースウェスタン大学名誉教授。P.コトラー、D.アーカーと並ぶ世界の3大マーケティング巨匠の1人といわれる。統合マーケティングの提唱者であり、また、3M、ビザ・インターナショナルなど数多くのグローバル企業でのコンサルティングの実績を持つ。自ら経営するコンサルティング企業のAgora社CEOでもある。ESOMAR(European Society for Opinion and Marketing Research)、The ARF(The Advertising Research Foundation)、IAA(世界広告会議)など世界的なカンファレンスのパネラーとしても著名で、常にアグレッシブな講演を行っている。また、クランフィールド大学(英国)、清華大学(中国)などの客員教授でもある。2003年より博報堂タッチポイントプラニングの顧問

シュルツ,ハイジ[シュルツ,ハイジ][Schultz,Heidi]
Agora社上級副社長。メディア・マネジメント、ダイレクト・マーケティング、メディア・リサーチ、ストラテジックプランナー、雑誌編集者等を経て、現在ノースウェスタン大学で教鞭もとっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海千山千

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統合マーケとは、顧客接点であるコンタクトポイント全てを企業価値の向上につなげるための体系的な考え方。ROIで定量化できるものである。 コンタクトポイントでは、①客の認識性②適切と感じているか③消費者の反応に対する企業の反応④アクセスしたいときにアクセスできるか(受容性】 が重要。この4つを満たす⑤顧客との関係性を構築する。 2015/07/13

Q_P_

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顧客が情報を持つことで企業との取引関係に公平性を求める。公平性が重要。 顧客の「考え方」を理解する。 顧客グループはマーケターの恣意的な分類軸によって形成されるのではなく、顧客自身の行動から形成される。2015/02/10

59K021

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マーケターとして、今後読み重ねていきたい一冊。2005年に発行されたものではあるが、「統合マーケティング」に反映されている点(①コミュニケーション全体最適、②顧客視点、③単発ではなく反復可能、④メディアプランではなくタッチポイント、⑤受託責任と説明責任)と、5ステップの実行プロセスは今後世の中の様々な変化のなかでも対応可能な基本フォーマットではないだろうか。マーケティング実務者としてワクワクする内容で、読む度に発見が得られるであろうバイブルである。2020/04/13

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