内容説明
1990年代に日本で紹介された統合マーケティングは、広告・広報・販促の統合を扱うコミュニケーションの戦術だと受け取られた。しかし、本書に紹介する新世代の統合マーケティングはこれとは違う。それは、顧客を中心に据えてすべてのタッチポイントを統合するマーケティング戦略である。つまり、短期的な活動の統合ではなく、ブランド戦略や顧客マネジメント戦略など長期的かつ戦略的な活動を統合し、成果につなげる考え方である。
目次
1 企業価値重視の統合マーケティング
2 プロセス1:顧客と見込み客の特定
3 プロセス2:顧客と見込み客の価値評価
4 プロセス3:コミュニケーションのメッセージとインセンティブの設定
5 プロセス4:顧客投資効率の測定
6 プロセス5:プログラム実施後の分析と将来設計
7 企業価値の向上へ
著者等紹介
シュルツ,ドン[シュルツ,ドン][Schultz,Don]
ノースウェスタン大学名誉教授。P.コトラー、D.アーカーと並ぶ世界の3大マーケティング巨匠の1人といわれる。統合マーケティングの提唱者であり、また、3M、ビザ・インターナショナルなど数多くのグローバル企業でのコンサルティングの実績を持つ。自ら経営するコンサルティング企業のAgora社CEOでもある。ESOMAR(European Society for Opinion and Marketing Research)、The ARF(The Advertising Research Foundation)、IAA(世界広告会議)など世界的なカンファレンスのパネラーとしても著名で、常にアグレッシブな講演を行っている。また、クランフィールド大学(英国)、清華大学(中国)などの客員教授でもある。2003年より博報堂タッチポイントプラニングの顧問
シュルツ,ハイジ[シュルツ,ハイジ][Schultz,Heidi]
Agora社上級副社長。メディア・マネジメント、ダイレクト・マーケティング、メディア・リサーチ、ストラテジックプランナー、雑誌編集者等を経て、現在ノースウェスタン大学で教鞭もとっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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海千山千
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