出版社内容情報
ビジネスマンのバイブルとして定評ある前著を、全面改訂。問題解決やプレゼンの技術を磨くためのノウハウも詳しく解説。
内容説明
マッキンゼーをはじめ、世界の主要コンサルティング会社、さらにペプシコ、オリベッティ、AT&Tシステム、ユニリーバなどでライティングのコースを教えているバーバラ・ミントが、コミュニケーション力を高める文章の書き方を紹介。
目次
第1部 書く技術(なぜピラミッド構造なのか?;ピラミッドの内部構造はどうなっているのか?;ピラミッド構造はどうやって作るのか?;導入部はどう構成すればよいか;演繹法と帰納法はどう違うのか?)
第2部 考える技術(ロジックの順序に従う;グループ内の考えを要約する)
第3部 問題解決の技術(問題を定義する;問題分析を構造化する)
第4部 表現の技術(文書構成にピラミッドを反映させる;文章表現にピラミッドを反映させる)
追補A 構造なき状況下での問題解決
追補B 本書で述べた重要ポイントの一覧
1 ~ 3件/全3件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
43
以下の四部構成になっています。 ■書く技術 ・トップダウン型かボトムアップ型かを選ぶ ・演繹的理由づけか帰納的理由づけか ・ストーリーを組み立てる ■考える技術 ・ロジックの順序に従う ・グループ内の考えを要約 ■問題解決の技術 ・問題を定義 ・問題分析を構造化 ■表現の技術 ・ピラミッド原則で構成 ・ピラミッド原則で表現 個人的には、「書く技術」の中の2章、3章と「考える技術」の中の6章が、目から鱗でした。 ただ、この本を読んだ直後のこの文章には活かされてません。😅2022/08/21
アベシ
42
意を決して、この連休で読み切りました。導入部のストーリーは「状況」「複雑化」「疑問」「答え」という展開で、構成する。この部分を省略するとここで述べられることが、本文中で述べるべきメッセージと区別がつかなくなり、本文自体が複雑で長ったらしい展開になり、身動きが取れなくなってしまう。これにはちょっと思い当たることがあり、反省。また、キーラインについてよくよく考えていたわけではなく、なんと浅はかだったと反省。これから文章を書くときかたわらに置いておきたい、古典と言ってもいいと思うが再読、三読に値する本。2021/07/24
livre_film2020
35
職場で勧められて読了。高校生の頃に受けた小論文の講義とほぼ同内容で、私は新鮮味を感じなかった。そのため、最後まで読むのが苦痛だった。だが、当時これだけの理論を確立していたのは素晴らしいと思う。2021/08/04
k sato
34
ロジカルシンキングの超古典。著者バーバラ・ミントによる「ピラミッド原則」に基づき、考える・書く・問題解決する・表現することを学ぶ。ピラミッド原則は、S:状況、C:複雑化・問題点、Q:疑問を軸として、ストーリー展開していく。全体要約から個々の考えを一つ一つ説明するスタイルであるため、順序や配列にこだわる。時間、構造、重要度など論理的に考えるポイントを解説。ピラミッド原則では、読み手の立場を貫く姿勢が大事。MBAを修了しプロのコンサルタントを目指す人向けの書籍とだけあって難しい。実践しないとなぁ(;´Д`)2023/03/31
ショア
32
原著1973年の新版版として1999年発行 企業の課題に向き合うときの 考える/書く/問題解決/表現 のフレームワークとしての技術を提唱。例示が多くピラミッド型で記載されているのでイメージしやすい。ただ日本語表現がすっと頭に入ってこない感があるのが残念。最近のコンサル本の方が平易できれいにまとまっているが、思考と伝えるための表現においてコアな技術要素を深堀りしている印象。コンサルだけでなくビジネスパーソンとして知っておくと役に立つかも。巻末の重要ポイント一覧が要約になっているが要約しすぎてやや意味不明w2022/07/01