内容説明
ボストン・コンサルティンググループの最強理論。世界のトップ企業がこぞって導入する戦略原理とは何か。
目次
第1章 競争優位の6つの視点―21世紀における競争戦略
第2章 株主価値―バリュー・マネジメント
第3章 顧客価値―セグメント・ワン
第4章 バリューチェーン―デコンストラクション
第5章 事業構造―プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)
第6章 コスト優位―エクスペリアンス・カーブ
第7章 時間優位―タイムベース競争
著者等紹介
水越豊[ミズコシユタカ]
ボストンコンサルティンググループヴァイスプレジデント、名古屋事務所代表。東京大学経済学部卒。スタンフォード大学経営学修士(MBA)。新日本製鉄株式会社を経て現在に至る。通信、ハイテク、医薬、金融、情報システム、エンタテインメント等の幅広い業界に対し、戦略面・組織面を中心に、数多くのプロジェクトを手掛けている。BCGワールドワイドハイテク・情報通信エキスパートグループのアジア・オセアニア地区リーダー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とみーYMY
1
競争優位を形作る6つの視点をもとに、戦略コンセプトの考え方を解説した一冊。非常に分かりやすく、ベーシックなフレームワークで説明していた。みっつの柱、価値創造、事業構造、競争要因で解説し、それぞれ株主価値、顧客価値、バリューチェーン、PPM、コスト優位、時間優位と言う視点で解説している。経験曲線と規模の経済性の違いなど色々な発見があった一冊であった。2021/01/21
Studies
1
非常によい。2019/06/19
ちくわ
1
本書で一番知りたかったのは、PPMの考え方。企業内で有している事業を4つに分け(金のなる木、花形製品、問題児、負け犬)、どのような基準でそれぞれに経営資源を配分していくべきかに関する理論。本書では、それ以外にも、外部環境との関係に関する戦略、内部組織に関する戦略等、ビジネスにおいて必要とされる戦略的な考え方に関する原理原則が具体的な事例と共に論じられている。結構前の本ではあるが、今読んだとしても十分参考にできる。ビジネスの根底を流れる原理原則はそれほど変わりはないということなのでしょう。2018/12/27
RNDMN
1
BCGが長年の経験から編み出してきた戦略コンセプトをまとめた本。 特に自分が面白く感じたのは「バリューチェーンのデコンストラクション」「タイムベース競争」も2つのパートだ。前者では、市場の状況によって柔軟に他社を含めたバリューチェーンを捉えなおし続ける事の重要性と、捉え直す切り口が提供され、ここを間違うと確実に企業は破綻するだろうと感じた。後者では、日本企業の現場改革の強みがどのように構築されてきたのかが理解できたが、一方で経営の意思決定のタイムベース競争で敗れているという指摘が面白かった。2014/04/17
のぞみ
1
課題図書。整理されていて、次の興味を引き出す構成になっています。 2011/09/29