失敗の本質 - 日本軍の組織論的研究

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失敗の本質 - 日本軍の組織論的研究

  • 戸部良一
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  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478370131
  • NDC分類 391.2

出版社内容情報

敗戦の原因は何か? 今次の日本軍の戦略,組織面の研究に新しい光をあて,日本の企業組織に貴重な示唆を与える一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

30
図書館本。読むのに難儀した。ノモンハン、ミッドウェー、ガダルカナル、レイテ、インパール、沖縄…。日本軍が敗れた6つの作戦の失敗、つまり敗戦の要因を戦略と組織という二次元から見ると、「目的が不明確」「戦略志向が短期的」「戦略策定が帰納的で情報軽視」「戦略オプションが狭い」「技術体系が一点豪華主義」「組織構造が集団主義」「組織統合が属人的」「学習軽視」「結果よりも動機とプロセスで評価される」といった共通点が見出される。ということを綿密に詳述した著。平易な言葉で簡略に論じてほしかった。論文じゃないんだよ!2016/08/06

Yuma Usui

18
大東亜戦争での6つの作戦に見られる日本軍の失敗の原因を分析して現代に役立てるべき点をまとめた一冊。「日本軍の最大の失敗の本質は、特定の戦略原型に徹底的に適応しすぎて学習棄却ができず自己革新能力を失ってしまった、ということであった」との説明が総括。30年以上前の本とは思えないほど現在の日本組織の弱みと現状を描いたように思う。上手くいくまで努力して(日清・日露戦争や高度経済成長期)、その後思考停止する(太平洋戦争やバブル崩壊後)というパターンを繰り返しているような。2018/09/28

Ryo

13
日本は何も変わらない。何も変わっていない。でも、だからこそこの本に価値があるのかもしれない。この本には、かつての日本の失敗が凝縮されている。今こそ読まれるべき組織論。大変なら1章は飛ばしてもいいから、日本人は読んだ方がいい。「戦争はあってはならないもの」としてなかった事にしようとするその姿勢こそが、同じ過ちを繰り返す契機になるだろう。戦争が起きたという「失敗」をちゃんと受け止め、新たな課題を設定し、今の時代にあった防止策を求める事が出来なければ、我々は結局先の戦争から何も学んでいない事になる。2020/08/02

のら

9
学術論文を読んでいるようで、なかなかはかどらなかった。内容が詰まっているのと、軍事用語や多くの人物名に混乱したからだ。しかし、非常に興味深い本だった。日本軍が勝てなかった理由。資源が足りなかっただけではない。学習することを止めた硬直化した年功序列ピラミッド。支配するのは理論や現実より人間関係。軍という合理的な組織とは思えぬ非科学的盲信…。こんな組織では勝てるものも勝てないはずだ。現代の政治、社会、企業にもその弊害が生き残っていることで暗い気持ちになってしまった。2016/12/10

さとみん

7
直面している問題のヒントを求めて読んでみたら、期待以上に参考になりいろんなことが腑に落ちた。何より最後の日本的企業についての言及には苦笑するしかない。また資源の乏しい日本にとって、安価で気軽に消費できるのは人的資源だったと読み取れて暗い気持ちになった。今も昔も日本人は空気を読み過ぎるうえ、上からの命令に対して真面目すぎるのかもしれない。本書で分析された敗戦のうち、インパール作戦がもっとも辛く「顔色で察して」には絶句。色んな物語で見かけた「こんな上官の元で死にたくない」タイプは実在するとよく分かった。2017/11/15

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